ウィーンで温泉!近郊の街バーデンにワンデイトリップ

公開日 : 2016年03月04日
最終更新 :
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ウィーンを訪問される方の中には、数日滞在を考えていらっしゃる方もいることと思います。

ザルツブルクやグラーツもいいけれど、もっとウィーン近場でオーストリアの小さくてかわいらしい村を見てみたい方にお勧めしたいのが、バーデン・バイ・ヴィーン。

オーストリアでは略して単にバーデン(温泉保養地といった意)と呼ばれることがほとんどですが、隣国ドイツにはバーデン・バーデン、同じくドイツ語圏のスイスにもバーデンAGといった酷似した名前の街が存在するため、それらと区別してバーデン・バイ・ヴィーン(ウィーンのそばのバーデン)が正式名称となっています。

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このバーデンはウィーンの南方26km、ウィーンの森の中にあり、温泉で知られる街。

中でも上写真のレーマーテルメ(ローマ温泉の意)はドロップインで手軽に立ち寄れるレクリエーション施設としてオーストリア人にも観光客にも人気を博しています。

ローマと名前に冠されている通り、内部はローマにあるカラカラ温泉遺跡のようなデザインで、観光気分で温泉に入れて一石二鳥。普通の温泉に加えて、スイミングプール、露天風呂、ジャグジーバス、子供用の小さな温泉などがあるうえ、アロマスチームバス、サウナ、遠赤外線キャビン、日焼けマシーン、マッサージにフィットネスといった温泉以外の楽しみ方もできる施設となっています。

ただし奥には開放的なヌーディストゾーンがあるのですが、うっかり知らずに入りこんだ私は驚いたことも・・・(笑)

また水温は30~36度と低めですので、日本の温泉では暑すぎる方にお勧めです。

Römertherme Baden

住所:Brusattiplatz 4, 2500 Baden

入浴料:平日大人一人13.40ユーロ(シニア・家族割引あり)、以降1時間ごとに2ユーロ

営業時間:10:00-22:00

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温泉以外にも、バーデンはワインの美味しいことで知られています。

近隣のウィーンの森でブドウが栽培されているため、地ワインを振る舞うホイリゲがたくさん。

入浴後にはぜひオーストリアのフルーティなワインかブドウジュースを味わってみてください。

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この他にもカジノや劇場など、かつてハプスブルク家の夏の離宮が置かれていただけあり、現在も上流階級の夜の社交場が整っているのが特徴。バーデン訪問の際には、少し別の世界を覗いてみる気分で、お洒落して出かけてみると良いでしょう。

ウィーン市内からは国鉄に加え、ウィーン・オペラ座前からバーデンまで単線の私鉄が出ているのでアクセスも便利。ウィーンだけではちょっと物足りない方、オーストリア風のレクリエーションを体験してみたい方は、ぜひバーデン訪問をご検討くださいね!

筆者

オーストリア特派員

ライジンガー真樹

オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!

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