一個$400のバースデー・ケーキ
フランスパンにさまざまな具を挟んだ香ばしいバケット・サンドは外国人も認めるラオスの味。ところがラオスで売られている菓子パンやケーキの評判は芳しくありません。
一年ほど前、日本人夫婦がビエンチャンに開店させた「オケラ・カフェ」は、客席数わずか15席の小さな店ですが、店主の人柄と相俟って、当地に住む外国人のたまり場的存在です。南部鉄瓶で淹れる香りの高いコーヒーもさることながら、ケーキの味がラオス人の間でも評判になりました。
場所はタイ領事館の近く、ラオ・シンガポール学院の道路を挟んで向かいです。(地図参照。火~土10:00-18:00、日月休み。電話:030-5704142、020-5524-2902)
それよりずっと大掛かりなパンとケーキの製造所も現れました。ラオスではほとんど見かけないイチゴをふんだんに使って一個$400のバースデー・ケーキを販売しているのは、ラオスへの投資に熱心な日本のベンチャー企業A社の突撃社員Iさんです。
Iさんの奥さんはラオスにはおいしいスイーツがないと知り、ケーキ作りを思いたちました。今ではビエンチャン市内に30店舗ちかくを展開しているコンビニPoint-Martや目抜きのカフェのチェーン店に甘さを抑えた「TOKYO CAKE」と、あんパンやパンプキン・パンなどの「TOKYO BREAD」を卸し、高級ブランドの名を確立しつつあります。
おいしいケーキを作ったらラオスで売れると知った日本のある若者が新規参入するという噂もあります。ジャパニーズ・コンフェクショナリーがラオスのスイーツを変える日がやがて来るかもしれません。
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