お城の茶室で一服

公開日 : 2017年06月30日
最終更新 :
筆者 : 麻巳子

和歌山市よりこんばんは、麻巳子です。

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茶室「紅松庵(こうしょうあん)」は、和歌山城の紅葉渓庭園(西の丸庭園)にあります。

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茶室は一般の人でも利用ができ、茶道の心得が無い方でも気軽に抹茶と和菓子がいただけます。

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建物は、木造・銅板葺・平屋建・数奇屋造りです。

ここは徳川時代にも数寄屋が建っており、浅野時代には数寄屋から鎖之間(くさりのま)、書院へと続く書院式茶室があったようです。

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昭和48年(1973)、

紅葉渓庭園の復元を記念して、和歌山市の名誉市民である故・松下幸之助さんから、茶室の寄付の申し出があり、

翌年の5月17日に紅松庵が完成し寄贈されました。

庵号の「紅松庵」は、紅葉渓の「紅」と松下さんの「松」からで、自ら命名されています。

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奥のお庭が気になりますが、一般の方は立ち入り禁止となっています。

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立礼席はこちらから。

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季節によって変わる掛け軸。

今の時期は七夕の笹の絵が描かれていました。

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天井。

網代(あじろ)天井が美しいです。

室内がほの暗く落ち着いた雰囲気なので、暗くてすみません。

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立礼席に釜がありますが、一般ではこちらは使用されておらず、奥から着物を着た女性がお茶とお菓子を運んできてくれます。

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茶室は冷暖房完備のためやわらかな涼しさがあり、閉まっていても暑くなく、障子のシルエットがきれいです。

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以前、訪れた時はオープンされていました。(11月頃撮影)

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(4月頃撮影)

いつも障子が開いているとは限りませんが、庭園の緑を眺めながらいただくお抹茶は趣があります。

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玄関を入った右側に茶座席があります。

画像にはありませんが、パンフレットの案内を見ると、画像左側には水屋勝手や収納庫等もあるようです。

残念ながら、一般の方は茶座席へは上がることができません。

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清流をイメージした見た目も涼しげなお菓子が先に運ばれ、

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後からお抹茶が運ばれてきました。

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点てだしですが、和の気分を味わえくつろげます。

和歌山城散策の後、お抹茶で一服いかがでしょうか?

<茶室 紅松庵>

・営業時間 9:00~16:30 (入室 16:00まで)

・休日 12月29日~1月3日

・一服 460円(抹茶・御菓子)

※貸し切り利用となっている日は利用できません。

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