お城の茶室で一服
和歌山市よりこんばんは、麻巳子です。
茶室「紅松庵(こうしょうあん)」は、和歌山城の紅葉渓庭園(西の丸庭園)にあります。
茶室は一般の人でも利用ができ、茶道の心得が無い方でも気軽に抹茶と和菓子がいただけます。
建物は、木造・銅板葺・平屋建・数奇屋造りです。
ここは徳川時代にも数寄屋が建っており、浅野時代には数寄屋から鎖之間(くさりのま)、書院へと続く書院式茶室があったようです。
昭和48年(1973)、
紅葉渓庭園の復元を記念して、和歌山市の名誉市民である故・松下幸之助さんから、茶室の寄付の申し出があり、
翌年の5月17日に紅松庵が完成し寄贈されました。
庵号の「紅松庵」は、紅葉渓の「紅」と松下さんの「松」からで、自ら命名されています。
奥のお庭が気になりますが、一般の方は立ち入り禁止となっています。
立礼席はこちらから。
季節によって変わる掛け軸。
今の時期は七夕の笹の絵が描かれていました。
天井。
網代(あじろ)天井が美しいです。
室内がほの暗く落ち着いた雰囲気なので、暗くてすみません。
立礼席に釜がありますが、一般ではこちらは使用されておらず、奥から着物を着た女性がお茶とお菓子を運んできてくれます。
茶室は冷暖房完備のためやわらかな涼しさがあり、閉まっていても暑くなく、障子のシルエットがきれいです。
以前、訪れた時はオープンされていました。(11月頃撮影)
(4月頃撮影)
いつも障子が開いているとは限りませんが、庭園の緑を眺めながらいただくお抹茶は趣があります。
玄関を入った右側に茶座席があります。
画像にはありませんが、パンフレットの案内を見ると、画像左側には水屋勝手や収納庫等もあるようです。
残念ながら、一般の方は茶座席へは上がることができません。
清流をイメージした見た目も涼しげなお菓子が先に運ばれ、
後からお抹茶が運ばれてきました。
点てだしですが、和の気分を味わえくつろげます。
和歌山城散策の後、お抹茶で一服いかがでしょうか?
*
<茶室 紅松庵>
・営業時間 9:00~16:30 (入室 16:00まで)
・休日 12月29日~1月3日
・一服 460円(抹茶・御菓子)
※貸し切り利用となっている日は利用できません。
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