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日本国内/和歌山特派員ブログ 麻巳子

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2017年8月 3日

お寺が発祥の根来塗


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お寺が発祥の根来塗

 
和歌山は漆器の産地でもあることをご存じですか?
和歌山市の南に位置する海南市黒江(かいなんしくろえ)は、和歌山では紀州漆器の産地として有名です。


根来寺根来塗(ねごろじねごろぬり)とは、日本の塗装技法の一種で塗物です。
由来は、和歌山県北部に位置する岩出市の根来寺(ねごろじ)に由来します。


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根来寺は、鎌倉時代より隆盛し、室町末期には鉄砲隊まで持つ僧兵1万人余りもいた地でした。
大規模な工房もあったといわれ、そこで僧たちの日常的に使う什器・仏具や膳、椀などの食器類を主として、僧が自分たちで漆器を作っていました。
その中でも丈夫で美しく使いやすい、赤い漆で塗られた漆器が根来寺根来塗(根来塗)と言われています。


天正13年(1585)、豊臣秀吉の根来攻めにより多くの建物や漆器は焼失してしまいました。
職人たちも拡散し、海南市の黒江や輪島、書写山などに行きついて、根来塗の技法を伝えたと言われています。
地元での生産は途絶えてしまいましたが、400年余年の時を経て復興され、根来寺より「許」を得て県伝統工芸品に指定され、池ノ上曙山さんのもとで人材が育てられているそうです。


P9A110515am.jpg


根来寺境内(駐車場そば)に民族資料館が建っており、岩出の歴史と文化を紹介しています。
資料館内には根来塗の紹介や工房もあるのですが、写真撮影禁止のため画像はありません。
入館料は無料なので、根来寺を訪れたら資料館も訪れてみてくださいね。


P4160527am.jpg


こちらは漆器の里・海南市黒江の「うるわし館」で展示されている根来塗です。


もともと根来塗は、僧が日常的に使うためにきれいに塗るというよりは使いやすさや丈夫さと実用性を重視しており、下塗りに黒漆で何回も塗り重ね、最後に一回朱漆を塗り仕上げられています。
朱色は当時とても貴重で珍しかったのだとか。


長年にわたってくり返し使用していると上塗りの朱塗りが磨滅し、下塗りの黒地が朱塗りの中に浮き出て朱と黒の風合いが味わい深いことから当時の人々の評判となり、このような塗り方を根来塗といわれるようになりました。


DSCN0779am.jpg


今ではその風合いを活かして朱の上塗りの一部を研ぎだし、下塗りの黒地を出す手法が根来塗となり、紀州漆器産地の代表的な塗手法として現在にいたっています。


先日、地元の番組で根来塗が紹介されており、根付のプレゼントがあり応募してみたところ、


DSCN8786.JPG


昨日、届いていてびっくり!嬉しかったです♡

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カテゴリー 文化・芸術・美術
2017年8月 3日
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      生まれも育ちも和歌山県和歌山市の麻巳子(まみこ)です。 和歌山県内を主に夫と車で巡り撮影しています。 県内の市町村は全て巡っていますが、訪れるたびに感動や魅力を発見しています。 そんな素敵な和歌山を紹介させてくださいね。 DISQUS ID @disqus_5nr9x4fAx4

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