いざ、ペンシルベニアの駅舎のある町へ！
今回は、ワシントンDCから６９５号線に乗って北上してみましょう。６９５号線から８３号線に乗って北へ向かってペンシルベニア州の州都ハリスバーグに向かって直進し、メリーランド州の最後の出口３６番の出口を降りたところに位置する、ペンシルベニア州ニューフリーダムという小さな町をご紹介します。
ちなみに、グーグルマップで調べてみると、ワシントンDCのワシントン記念塔からニューフリーダムまでは、８２マイル程度、約１時間３０分ほどの運転になるようです。
ニューフリーダムの駅は、１８６０年代にメリーランド州ボルチモアとペンシルベニア州サンベリーを繋ぐ鉄道として活躍したノーザン・セントラル鉄道によって建てられました。
初期の駅舎に１８８５年に手が加えられ、１９１０年頃までに現在の規模に拡張されたようですが、現在の建物は、ペンシルベニア州ヨーク郡の管轄下で管理されるようになってから改築されたものです。１９９０年から２００３年にかけて１９４０年代の駅を復元させるため、大規模な工事が行われたのです。
周辺には、映画の中で見かける当時の鉄道の歴史を彷彿させるような雰囲気が漂っています。
現在は、建物の奥の出窓のあるところに喫茶店レール・トレール・カフェ（Rail Trail Cafe)が入っていて、カフェは毎日営業中。
そして、手前には鉄道博物館が入っていますが、博物館のほうは閉館中です。
この赤い蒸気機関車は展示用として常設してありますが、秋祭りには一般に公開され内部の見学できるようになっています。
また、今年は、常設中の蒸気機関車とは別に、観光用のディーゼル機関車がお目見えしたので、秋口まで、１５ドル支払うと近隣の町までの観光が楽しめるようになりましたが、冬場はお休みです。
トレールと呼ばれ親しまれているこの界隈は、雪さえ降っていなければ、普段は散歩や自転車乗り、ジョギングをエンジョイする人々でにぎわいます。
トレールを少し散歩してみましょう。ここが、小さなこの町のメインストリートです。
町の広場には、背の高いモミの木が！
先日、この町のモミの木に、例年通りクリスマスの電飾が施され、点灯式が行われました。下の写真は、クリスマスツリーに今年初めてライトが点った直後の画像です。
今の時期は５時頃には日が暮れますので、その時間帯だとこの大きなクリスマスツリーのイルミネーションがお楽しみいただけます。ワシントンDCから遠出をするお時間がありましたら、ぜひ足をのばしてみてくださいね！
今回は、ペンシルベニア州ニューフリーダムの町から、駅舎の界隈の模様をお届けしました。
次回も東部の街から、クリスマスの様子をお届けしますので、どうぞお楽しみに！
参照：
117 N Front St
New Freedom, PA 17349
(717) 227-0299
月・水・木曜日 8 am - 5 pm
火曜日 8 am - 3 pm
金・土曜日 8 am - 8 pm
日曜日 10 am - 4 pm
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンＤＣ周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
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