アメリカにもあった『道の駅』!?あなたにも、神のご加護がありますように!!
東部の、とある田舎町に、定番スポットでもなければ観光名所でもない、ただただ延々とトウモロコシ畑と豆畑の農場が広がる丘陵地帯があります。
ある日、農場沿いの道路を運転していると、注意深く運転していないと見逃してしまいそうな一本の立札が立っているのに気がつきました。
どうやら、「わらとかぼちゃをお探しの方は、この角を曲がり、矢印の方向に向かって8分の1マイル先へお進みください。」とのことのようです。
わらとかぼちゃは探してはいませんでしたが、矢印に惹かれて、思わず角を曲がってしまいました。
8分の1マイルがどの位なのかなんてわからなくても、矢印さえ追えば着くしくみ。
あった!あった!ありました! アメリカ版『道の駅』がありました!
店員さんのお顔を想像しながらのお買い物。
お値段は、左端の小さい2列が25セント、そして、次の2列が50セント、真ん中のが1ドル。右側の大きいのでも2ドルです。
全部買っても財布の中が空っぽにならない安さ。
どーれーに、しようかな、かーみーさーまのいうとおり。。。
お好きなのを選んで、この『金庫』の中に硬貨を入れるだけ。私が25セント硬貨を入れる前はからっぽでした。重ねても並べても金額は同じなのですが、多く見えるように、缶の中いっぱいに広げて置いておきましょう。 開けてびっくり玉手箱!
店員さんは、どうやらこのスタンドの持ち主の農家の小さな娘さんたちのようです。お小遣い稼ぎに、一個50セントから2ドルまでのお安い値段で自分が畑で収穫したかぼちゃを売っているのですね。
「毎度お買い上げありがとうございます。あなたに神のご加護がありますように!ウィットクラフト家の娘たちより」ですって。
思わず「あなたにも、もっともっと神様のご加護がありますように!」と祈ってしまいたくなります。
神様のご加護だけでなく仏様のご利益も授かりそうな、アメリカ版『道の駅』。
東部のカントリー・ロードを走行していると、こんな無人の野菜や果物の販売所をよく見かけます。
今回は、ハロウィン前の東部の道路沿いにひっそり立つ無人の「わらとカボチャ」の販売所からお届けしました。
次回もどうぞお楽しみに!
筆者
アメリカ・ワシントンDC特派員
舞林鳥 恵
【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。
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