愛と祈り、そしてジョージ・ウィンストンの音楽♪インタビュー 3.

公開日 : 2014年11月29日
最終更新 :

 東部では、雪のサンクスギビングを迎えたエリアもありますが、皆様いかがお過ごしですか?

 先日もお届けしたオータム(Autumn)でお馴染みのジョージ・ウィンストン氏(George Winston)の話題ですが、現在も、全米のウィンター・コンサート・ツアーの真っ最中。先週トニー・ベネット氏やテイラー・スウィフトさんのコンサートも行われたパラディアム(Three music giants grace Palladium stage over weekend)でのコンサート(その時の記事はこちら!)を終えられ、今週末は、再びメリーランド州ベセスダで11月30日に、また、ペンシルベニア州セラーズビルで12月1日にコンサートのご予定です。

 それでは、今回も、インタビューの第3弾をお届けしますので、どうぞお楽しみくださいね。♪

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●日本の音楽、または音楽家で影響を受けた人はいますか。

GW:日本の琴や尺八には感銘を受けたよ、特に『ムーン(Moon)』は、ほら、こんな風に(と弾きながら)にね。

●『ウッズ(Woods)』などの曲の中で、ピッツィカートのように、弦を直接手で弾くことを考案されましたが、その奏法をご自分では何と呼んでいらっしゃいますか。

GW:それ(ビデオの中で手で押さえている画面)は、『ミューティング』と呼んでいるよ。ピアノのキーボードになるべく近い部分を、たいていは左手で押さえて、右手で打鍵しているんだ。

●ピアニストになるために、幼少時代から勉強されたんですか。ご両親の影響やプレッシャーなどはありましたか。

GW:18歳でオルガンを弾き始めるまで、特別な勉強、ってようなこともなかったよ。22歳でピアノに転向して、しばらくは運転手をしていたんだよ。

●『オータム(Autumn)』がリリースされるまでですね。

GW:だから、30歳位までかな。運転は好きだし、トラックの運転手や配達人をしていたんだよ。(ちなみに、この日のコンサート会場へも、T社のハイブリッドのレンタカーでご自分で運転されて来たそうです。)

●ハフィングトン・ポストのインタビューの中に、若い頃、『スープ・キッチン(貧困者のための食糧供給所)』でお世話になったことがあるから、かつて自分が助けてもらったように、世の中で困っている人々の力になりたい。助けてあげ過ぎなんてことはない』『多くの人々との人間関係の中では、自分だけではなく、他の人々の気持ちも高まるよう励ましていきたい』というような記述を読みました。お辛い時期は長かったんですか。

GW:『スープ・キッチン』でお世話になったのは大昔の若い頃だよ、21歳の頃だった。2回あったよ。過去に車を所有したことは4回しかないよ。

●そうでしたか。大型の、贅沢なトラベル・バンで全米ツアーをされているとばかり想像していました。

GW:今だって、車も所有していないし、あちこちに家を持つなんてこともしていないよ。持ち物が多ければ多いほど、何にだって、維持費や保険がかかるだけだからね。

●日課にされていること、特別な食事とか、コンサート前の心の準備のための儀式とか習慣のようなことはありますか。

GW:コンサート前には、ギターとハーモニカのウォームアップと、ギターのチューニングだよ。

●ウィンストンさんの音楽やコンサート活動を通じて、多くの人々が、今日でも感銘を受け続けています。これほど長い間、ポジティブな形で人々に感動を与え続けているということに関して、いかが思われますか。

GW:僕は、できる限りベストを尽くして、毎回、より良い演奏ができるように努めているんだよ。受け留め方というのは、人それぞれだけどね。

●今日のコンサートの前 のお食事は?

GW:ツナサンド。レタスとチーズ入りだよ。アップルサイダーとか、ベジタブルジュースなんかも飲むかな。

●それと、「フィジー・ウォーター」ですね。

GW:よく見てるね。君、細かいね。(笑)

●ウィンストンさんの有名な言葉に『これまで聴いた全ての曲で心に残った曲は、いつも季節を思い起こさせた。』と言うのがあったように思います。どういう意味かお聞かせ下さい。

GW:コインの表と裏のように、『場所』には『風景』があり、また、逆に、心に残る『風景』には心に残る『場所』があるだろう。それが曲にも結び付いていたってことかな。

●来日のご予定は?また、これまで26回、日本の60ヶ所をご訪問され、最後に来日したのは4年前ということですが、最も印象に残ったことは?

GW:(来日予定は)今のところ、ありません。農村地帯の地勢を含む、季節だね。

●2011年3月11日に日本を襲った東日本の大震災のための復興支援にも力を注がれていますが、被災地の皆様にメッセージはありますか。

GW:あの後もすぐに少し援助させてもらったんですが、心から早期の復興を祈っています。また、今も、支援に向けた4曲のEPのリリースのために取り組んでいる最中です。

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 長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました!今日も、11月のお題「あったかエピソード」にちなんで、ジョージ・ウィンストンさんへのインタビューの話題をお届けしました。 

 次回もどうぞお楽しみに!

【参照】:

ディナ・ダスコー(Dina Dusko at High Road Touring)

電話番号:415-332-9292

ファックス番号:415-332-4692

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【11月30日と12月1日のコンサート情報】

ストラスモア・ミュージック・センター(THE MUSIC CENTER AT STRATHMORE)

★2014年11月30日(日曜日)午後3時より

所在地:

 ●THE MUSIC CENTER AT STRATHMORE

  5301 Tuckerman Lane

  North Bethesda, MD 20852-3385

 ●THE MANSION AT STRATHMORE

  10701 Rockville Pike

  North Bethesda, MD 20852-3224

電話番号(Ticket Office Phone): 301-581-5100

ファックス番号(Fax):301-581-5101

メールアドレス:tickets@strathmore.org

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★12月1日(月曜日)午後7時半(8時開演)

所在地:24 West Temple Avenue

Sellersville, PA

電話番号:215/257-5808

チケット: $39 - $55

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所在地:

124 E Main St Ephrata, PA 17522

電話番号:717-733-9098

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ジョージ・ウィンストン氏がコンサートで使っていたピアノ:

住所:1 Steinway Place, Long Island City, NY 11105 ⋅

電話番号:

(718) 721-2600

1-800-783-4692 (1-800-STEINWAY)

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筆者

アメリカ・ワシントンDC特派員

舞林鳥 恵

【地球の歩き方】では、2013年から、ワシントンDC周辺はじめアメリカ各地の観光名所や魅力的な穴場スポットの情報をお届けしています。

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