ゲティスバーグの街角。地元で大人気のカフェ＠フード１０１でクスクスクス！　

公開日 : 2016年07月10日

最終更新 : 2016年07月10日

筆者 : 舞林鳥　恵

　慣れない旅先で食べ物屋さんを探す時、インターネットであらかじめ調べてある程度情報を得てから美味しいお店を見つけることが出来るようになった便利な時代ですが、私は、地元の人々に紹介してもらったカフェやレストランで食事をしたりお茶することが多いかもしれません。

　独立記念日のゲティスバーグでも、見学した駅舎の案内係の方が、「この前、いつも地元の人たちに評判を聞いていたフード101(food 101)に行って見たら、とても美味しかったですよ。大学の近くなので、大学生とかが多いかもしれません。」とおっしゃっていたので、今回は、ゲティスバーグを訪れるといつも食事するパブから少し離れた、その小さなカフェ・レストランに入ってみることにしました。　

　オーダーはランチメニューから。手前は、グリーン野菜にワイルドマッシュルーム、トマト、エシャロット、アジアーゴ・チーズにホワイト・バスサミコ・ヴィネガレットがかかったサラダ。奥はスペシャルバーガーとサイド・ディッシュのクスクス。アメリカのレストランやカフェでハンバーガーをオーダーする時「サイド・ディッシュ(付け合わせの惣菜やおかず）は何にしますか。」と訊かれますが、クスクスが選べるところはあまり多くないかもしれません。

　ちなみに、私はアールグレイをオーダーしたのですが、ティーはすべてティーバッグでしたので、どうぞご了承くださいね。

　私が初めてデュラム小麦で作られたクスクスという料理を食べたのは、ひと昔前。奥様がアメリカの方でご主人がイラクの方というご夫妻のお宅での夕食に招かれた時でした。魚料理と一緒に出されたのですが、私があまりに美味しいを連発するので、奥様が「実はこのクスクスは箱入りのものなのよ、ちょと見てみる？」と言って、ダイニングルームの食卓に、キッチンからインスタントのクスクス（couscous)の空箱を持って来て種明かしをしてくれたのです。彼女が「ヨーロッパや中東では主食のような感じで食べる物だけれど、私が作る時はインスタントなの。」と言っていたのを懐かしく思い出していると、思わず口元がほころびます。

　そして、極め付けはこのサラダ。フィールドグリーン・サラダを作る時、私はよくナッツとドライのベリーを入れますが、ここでは、ソテーした熱々のワイルド・マッシュルームがフィールドグリーンサラダの中にたっぷり入っていました。マッシュルームとアジアーゴ・チーズの相性も抜群！かなり大きなお皿に盛られていたので絶対に食べきれないだろうと思っていたのに、あっという間にぺろりと平らげてしまいました。

　夫もハンバーガーは「最近食べたハンバーガーの中では一番おいしかった」と言っていました。ミディアム・レアがおススメのようです。