山形の交通事情

公開日 : 2011年09月14日
最終更新 :

《二輪車》

山形に来て気が付いたことがあります。山形では自転車以外の二輪車が走っていないのです。と言うと極端ですが、原付は見かけます。ただすべて郵便か新聞の配達という限定付きで、自動二輪が走っているのを見たのはわずか2回だけ。これほど見かけない理由として思いつくのは、冬の積雪と寒さ。1年を通して乗れないようなものは要らない、ということなのでしょうか? でも県内には2万4千台を超える二輪車があるらしいのですが...

《クルマ》

どこに行っても道を行くのは歩行者よりクルマの方が多い感じで、特に軽自動車が目立ちます。日本では一家に1台くらいのクルマがあると思いますが、山形では(でも?)感覚的には(免許所有者の)1人に1台。つまり一世帯にクルマが何台かあることになります。それで普通車より税金・維持費の安い軽自動車が増えることになったようです。実際、都道府県別の自家用乗用車の保有台数で山形県は全国30位とかで総数では少ないのですが、一世帯当りの保有率に直すと全国5位とか... そして軽自動車の保有台数も全国で5位らしいです。

《バス》

郊外にある我が家の近くを走る路線バスは、時々利用する系統で1時間に1本、多くても朝の時間帯の2本だけ。その上、終バスは午後8時頃。夜遊びなどは出来ません。そして驚いたことに元日は全便運休。ところが隣県の仙台市との間のバスの便数は信じられないほど多く、早朝から深夜まで平日で1日76往復、休日でも66往復もあります。バスによる市内の移動ははなはだ不便なのに、遠い仙台へ行く方が極めて便利。これいかに?

《タクシー》

1回しか乗ったことがないのでノーコメント。

《鉄道》

鉄道も大体バスと似たような事情。山形駅につながるJRの在来3線(奥羽本線、仙山線、左沢(あてらざわ)線)の列車本数は、どれも1時間に1本(朝だけ2本も)。新幹線もほとんど1時間に1本で、山形より先の下り方面は2~3時間に1本のことも。

奥羽線の普通列車で山形駅を経由して移動する場合、1日上下各1本の列車以外、必ず当駅で乗り換えなければなりません。山形駅を通過する奥羽線利用者には不便です。

《航空》

現在、山形⇔東京(羽田)が日に1便。山形⇔大阪(伊丹)は同じく3便。かつて札幌(新千歳)便や函館便もあったのですが(名古屋便もあったような...?)、今はもうありません。山形⇔東京は日に4便のこともありましたが、新幹線が開通してから激減しました。

エアラインは山形空港開港後しばらくの間はANAだけ。その後複数のエアラインが乗り入れたこともありましたが、今はJALのみになりました。

山形空港は東日本大震災のあと、被災地域に近い利用可能な空港として、一時24時間運用となりました。平時の10倍以上の旅客が行き来し、復興支援の米軍も利用しましたが、震災後半年になる今は平常に戻っています。山形の空の歴史には時代の変遷を特に感じます。

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