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日本国内/山形特派員ブログ 旧特派員 韮澤 成行

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2012年7月 2日

国宝 縄文の女神 ‐「豊穣と祈り」展


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国宝 縄文の女神 ‐「豊穣と祈り」展

縄文の女神.jpg 縄文の女神(左).jpg 20年前に舟形町の西ノ前遺跡(縄文時代中期の集落跡)から発見され、国の重要文化財となっていた土偶が、今年、国宝に指定されました。既に海外では優れた造形品として高い評価を得ていたようですが、国内での知名度は低かったようです。

土偶の解説文.jpg この土偶は国宝指定以前に「縄文のヴィーナス」と名付けられていましたが、既に類似名の国宝土偶(長野県茅野市棚畑遺跡出土の「縄文のビーナス」)があったため、今回の国宝指定を機に県知事により新たに「縄文の女神」と命名されました。県内の国宝はこれで6件になりました。


山形県立博物館.jpg 土偶は山形県立博物館(山形市霞城町1番8号)の所蔵で、国宝指定後に東京国立博物館と出土地の舟形町で展示された後、同館に戻り、6月30日から「豊穣と祈り ‐縄文女神たちの宴と古墳時代人の想い‐」と題した企画展で展示されています(9月17日まで。入館料は成年者個人300円、未成年者個人及び学生150円。詳細は同館のホームページ にアクセスして下さい)。


日曜の昨日、同展に足を運びましたが、思ったほど混雑することはなく、じっくり鑑賞することが出来ました。土偶が意味するところは不明ですが、顔面と腕が省略された姿に不自然さは感じず、写実を避けたような形には現代の前衛性のようなものを感じました。科学や技術の高さは現代のほうが優れているかも知れませんが、文化や芸術に関しては今の方が優れているなどとは全く言えないことを実感します。


同時に展示されている他の国宝や重文の土偶(の複製)にも目を奪われますが、この土偶と共に出土して国宝附(つけたり)に指定された土偶の残決や、他の遺跡からの出土品など見ものが沢山あります。それぞれの見方や価値は分からなくても、様々な土偶の表情に見入っていると、当時の人々がそばにいるような錯覚に捕らわれ、これらが作られている様子や人々の暮らしぶりを勝手に思い描いて楽しむことが出来ました。特派員お勧めの展示会です。


冒頭の写真は以前に撮影した複製です。博物館の常設展示室内や展示品は撮影出来ますが(フラッシュ禁止)、企画展(第3展示室)は撮影禁止です。

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カテゴリー イベント・行事・お祭り
2012年7月 2日
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