蔵王へ
(写真奥、左から三宝荒神山(1703m)、地蔵山(地蔵岳とも。1736m)、熊野岳(1840.5m)、刈田岳(1758m)など)
行く前に服装が気になりました。行き先は山形市街より1600~1700メートル余りも高い場所。たまたま3日前に行ったという人の話では「昔は涼しかったのに、全然そんなことなかったよ」。それで普段通りの夏の格好で出かけました。
リフトを降りて更に数分歩くと眼下に御釜(五色沼)が見えて来ます。美しいエメラルドグリーンの水を湛えるこの火口湖は、何度見ても初めて見た時のような感動を覚えます。身近な場所なのに、全くの別世界。神秘さや不気味さも感じます。雄大な景観を写真で伝えるのは到底無理。是非直接ご覧下さい。
頂上までの1.5km に40分かかりました。熊野岳の山頂はだだっ広い台地のような場所です。しかも石碑の類が幾つも立っているのでどこが最高点か分かりません。近くに三角点らしきものもあるので、熊野岳と書かれた標柱がある場所をピークということにしておきましょう。でも神社のある辺りが最も高い感じがしました。
冒頭の写真の下の方が茂吉の生家と墓がある上山市金瓶(かみのやましかなかめ)です。
条件が良ければ東側(宮城県側)は太平洋まで望めるのですが、今回は雲がかかっていて何も見えず、西側も逆光のため眺めは良くありませんでした。
(右奥にあるリフト乗り場まで40分かかりました)
高校生の時、蔵王連峰を20kmほど縦走したことがあります。午前3時頃に蔵王温泉を出発し、ほぼ1日(12時間ほど)かけて宮城県七ヶ宿町の硯石まで歩き通しました。若かったせいか疲れた記憶がありませんが、今回は運動不足がたたり、ヘロヘロになりました。
蔵王は登りやすい山ですが、遭難者が出ることもあります。十分気をつけて登って下さい。
ではもう一度雄大な景色を胸に刻んでから帰りましょう。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。