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日本国内/山形特派員ブログ 韮澤 成行

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2013年2月26日

雪の山寺・立石寺


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雪の山寺・立石寺

冬の立石寺.jpg 先週末の寒波襲来。これなら雪はたっぷり積もったはず。時折陽が差す天気なので、昨日急遽、雪景色を見に行くことにしました。行先は山寺・立石寺

山寺駅ホームから.jpg 雪道を走りたくないのと、その方が旅行気分を味わえるかもしれないので、車はやめて電車で行きました(JR山形駅から約20分。大人片道230円)。積雪のため山形新幹線は運休しましたが、在来線は遅れながらも動いています。
山寺駅のホームは山寺の絶景ポイント。ここで下りる予定のない通過客が急いでケータイを取り出し、写真を撮り始めました。


冬の立石寺根本中堂.jpg 山寺の町の商店街では店の多くはシャッターを下ろし、立石寺境内の売店も多くの堂宇も扉を閉ざしていました。諸仏は今、長い冬籠り中です。芭蕉と曽良の像も雪をかぶり、凍えて(?)固まっています。


雪中参道.jpg 岩にしみ入る蝉の声がするはずもなく、山中はしんと静まり返っていましたが、時折、杉木立の上の方からドドーッと雪の塊が落ちて来て、辺り一面に雪煙が舞い上がります。足元ばかり気にしていると、上から思わぬ雪塊の直撃を受けるかもしれません。


積雪の石段.jpg 杉木立に守られて、奥の院へ向かう参道の積雪量は他の場所より少なそうです。しかし山上の支院には普通に人が住んでいるので、雪掻きをしなければなりません。誰がするのか参道の雪掻きは機械を使えず、気が遠くなりそうなほど大変な重労働のはず。歩ける幅は一人分だけ。向こうから人が来たらどうしよう...?


奥の院の雪景色.jpg 急いで上れない分、息を切らすこともありません。ようやくたどり着いた奥の院も閉堂中。賽銭箱も片付けられ、参拝者は願いを聞いてもらえません。この辺りの積雪は1メートルほどありそうでした。


積雪の納経堂.jpg 山寺のフォトジェニック、納経堂も雪が多くて絵にならず。


五大堂からの雪景色.jpg 五大堂からの眺めは墨絵のようですが、雪が積もると隠されるものがある一方、見えなかったものが姿を現します。木々が葉を落とし、氷雪で覆われたことで、他の季節には分かりにくかったアイスヒル が、くっきりとその姿を現しています。馬口岩や恵比須岩、大黒岩などがはっきり見えますが、その巨大さに改めて驚かされました。


氷った川面.jpg 町を貫流する立谷川を吹き抜ける風はひときわ冷たく、山寺は山形の市街地よりも一層寒さを感じます。カメラのシャッターを押すのも手袋をしたままでしたが、こんな季節でも参拝者が跡を絶つことはありませんでした。


JR仙山線の電車は1時間に1本。帰りの電車を待つ駅のホームに、山上で見知った顔や言葉を交わした人たちがぞろぞろ集まって来ます。でも誰とも口を利きません。映画「大脱走」(1963年)の一場面(捕虜収容所を脱走した兵士たちが、同じ仲間でも互いに知らん顔をして列車に乗り込むシーン)を思い出しました。(変な締め方ですみません)

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2013年2月26日
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      韮澤 成行
      東京でのサラリーマン生活を終え、好きな京都に移住したのも束の間、思いがけずに今度は山形。都会生活が長かったので田舎暮らしの不便さを感じますが、これが日本に住む人々の平均的なレベルなのかも… 人生もうあくせくする必要はなく、住めば都になるかもしれません。高層ビルのない空は広く、自然が身近にあって食べ物は新鮮でうまい。でも、次はどこへ行きますかね?国外?まさか!

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