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日本国内/山形特派員ブログ 韮澤 成行

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2013年9月27日

瀧山登山-蔵王連峰の歩き方


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瀧山登山-蔵王連峰の歩き方

以前、ある山に登った時、駐車場で隣県(どことは書きません)出身で山形在住と言う人に会いました。その人が言うには隣県には登りたいほどの山はなく、しかも山まで遠い。それにトイレは有料。それに比べ山形には近くに良い山が沢山あって、なおかつ観光擦れしていないと大変褒めていました。


瀧山(オモテ).jpg 余談から始めましたが、そんな山形に住む私も山登りは好きです。でも有名な山に登りたいとはそれ程思いません。登りたいのは毎日見ている周囲の山々。その一つが瀧山(りゅうざん)です。瀧山は山形市の東南部に聳え立つ市民には良く知れた山。標高は1362m。蔵王連峰の一つです。

鴫の谷地沼から.jpg 瀧山は今、火口底が温泉(蔵王温泉)になっている古い火山の火口壁の一部です。温泉側からは簡単に登れそうに見えますが、山腹はどこも急峻でそう楽には登れません。そんな瀧山に連休中(22日)に、登って来ました。
温泉街の南にある鴫の谷地沼から見ると、火口底になる温泉街を火口壁の山がぐるりと取り囲んでいる様子がよく分かります。山腹が崩れている左の山が瀧山で、右側の傾斜の緩い斜面一帯が蔵王温泉スキー場です。


瀧山登山道入口@中央高原.jpg 登山コースは6本あってほとんど険しいものばかり。下りはともかく、心臓がバクバクするような登りは嫌なので、蔵王スカイケーブルで一気に高度を稼ぐことにしました。1264mの中央高原駅から1362mの頂上を目指します。高低差はわずか98m。とは言っても途中の上り下りがあるので、もっとあるかも知れません。コース(名前なし)は北西に向かいます。距離はおよそ3km。


瀧山登山道の一部.jpg 始めはこのような道が続きます。くねくね曲がってアップダウンの繰り返し。傾斜はきつくありませんが、下りが長く続くと余り下るなよ、と思います。下った分は上り返さなければならないので... 
しばらくは眺望が利きません。途中、逆回りの登山者3人に出会いましたが休日にしては少ない印象。鳥獣類も見かけず。


瀧山頂上を望む.jpg 30分ほど歩いてようやく視界が開けて来ました。左が山頂です。


瀧山側面.jpg 登山道に入ってから1時間。山頂の横顔が見えて来ました。いかに急峻な山か分かります。昔は修験の山でした。この先で2本のコース(瀧山ゲレンデから上ってくるコエド越えコースと宝沢コース)と合流します。


瀧山登山ルートからの眺め.jpg 見晴らしの良い場所ではこんな光景が楽しめます。


前滝コース合流点.jpg コースが南西に直角に曲がる山上で西蔵王放牧場から上って来る前滝コースに合流します。このコースは荒れているようで、通行禁止のようです。


ロープ場.jpg この難所(と言うほどでもないが...)を登り切るとあと少し。


瀧山頂上_北東側から.jpg さあ頂上が見えて来ました。前滝コースとの合流点から約10分。登山道の入口から約1時間半でした。樹木が密生しているので分かりにくいですが、この辺りの尾根は前の写真でご覧の通り、さながらナイフエッジ、剣(つるぎ)の刃渡りです。道の両側がほとんど垂直の感じで数百メートル下まで落ち込んでいます。もし草木が生えていなかったら下まで丸見え。足がすくんで頂上まで辿り着けないかも知れません。


瀧山頂上.jpg ここが1362mの頂上。南西側から見ています。赤い屋根の建物は神社。画面奥から登って来ました。家一軒建てられるほどの広さはあります。


瀧山登山ルートの山々.jpg 辿って来た山々が眼下に連なっています。奥は鳥兜山(1387m)や地蔵山(1736m)、蔵王の主峰熊野岳(1841m)など。


「山の峰」歌碑.jpg 神社の後方に斎藤茂吉の歌碑があります。歌は「山の峰かたみに低くなりゆきて笹谷峠は其處(そこ)にあるはや」。昭和16年、60歳を目前にした茂吉がここに来て詠んだ中の1首です。遥か下方に山形の市街地が望めます。


眼下に山形市街地.jpg いつもとは反対側から見ていますが、当日の天候は曇りで、折角の光景は靄っていました。
他に誰もいません。山頂独り占めです。景色を楽しみ、写真を撮り、軽食を摂って30分ほど居りました。折角登ったのだから...と下りるのが惜しくなります。


断崖絶壁.jpg 帰りは瀧山ゲレンデの西側に下りるコース(約1.2km. これも名前なし)です。絶壁の縁を下って行きますが、こちらからは登りたくないほどの急坂です。


蔵王温泉ジオラマ風.jpg 温泉街(ジオラマ風に撮りました)を見ながら下りて行きます。


恐怖の絶景ポイント.jpg 途中で脇道に入るとそこは恐怖の絶景ポイント。


断崖上から.jpg 手懸りは何もなく、足がすくんでこれ以上前には出られません。下を覗くなんてとんでもない!


下から見上げた瀧山の崖.jpg 絶景ポイントから20分、無事に崖下まで下りて来ました。見上げる高さは200mほど?


瀧山登山道入口@瀧山ゲレンデ.jpg ここが今回の出口。お神楽岩と言うビューポイントにも寄り道して、下山に要した時間は1時間20分。意外とかかりました。休憩時間も入れて、全行程3時間半の登山でした。


瀧山登山道はこちら標識.jpg 傾斜のきついこのコースで山頂まで1時間半は無理でねぇべが?とは思うものの今度はこちらから登って見ようか?


瀧山(ウラ).jpg 瀧山ゲレンデから見上げた瀧山頂上部です。さほど高くは見えません。写真の右外にコエド越えコース(沢歩きあり. 眺望利かず)の入口があります。瀧山登山は御釜見物や熊野岳に行くより大変です。

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カテゴリー 見所・観光・定番スポット
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      韮澤 成行
      東京でのサラリーマン生活を終え、好きな京都に移住したのも束の間、思いがけずに今度は山形。都会生活が長かったので田舎暮らしの不便さを感じますが、これが日本に住む人々の平均的なレベルなのかも… 人生もうあくせくする必要はなく、住めば都になるかもしれません。高層ビルのない空は広く、自然が身近にあって食べ物は新鮮でうまい。でも、次はどこへ行きますかね?国外?まさか!

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