「水仙の日」 女性の健康を願って。。。クロアチア乳ガン予防・早期発見キャンペーン
こんにちは!
ここ数日せっかく春らしい日差しが降り注いでいたのに、今日のザグレブは雪がちらついています。
来週の日曜日は"春を告げる"イースターだというのに、また少し春が遠のいたような気分がします。。。
(マーケットのお花屋さんで売られていたイースターの飾り)
ですが街を散策していると、ちらほらとお花も咲き出しているのが目に付き
「やっぱり春はもうそこなんだ♪」と実感できます。
最近、ザグレブ市内の公園の噴水も動き出しました!
ところで昨日は街中の至るところで、ある黄色いお花がたくさん売られていました。
街行く多くの人がそのお花を持って歩いていました。
この黄色いお花は水仙。
クロアチアで昨日は"Dan Narcisa"(水仙の日)だったのです!
春の訪れと共に咲く水仙は「命」と「希望」、「目覚め」を象徴する花。
「水仙の日」は、国を挙げて行われるクロアチアの乳ガンの予防・早期発見の啓発キャンペーンデーで、
1997年より毎年春先のこの頃の時期に行われてきました。
今年もこのキャンペーンはクロアチア中の30以上の都市で開催されました。
水仙の販売で集められたお金はすべて乳がんの予防、早期発見、治療(最新機器の購入など)のために寄付されます。
乳ガンは、クロアチア女性のガンによる死亡数の中でも一番高く毎年約2500人の女性が乳ガンを発症。
そして発症人数はクロアチアに限らず、日本も含め世界中で年々増加傾向にあるそうです。
クロアチアでは毎年800~1000人女性が乳ガンにより亡くなっています。
昨日ザグレブのCvjetni trg(クロアチア語で「花の広場」という意味のザグレブにある広場)で
行われたキャンペーンには、クロアチアの大統領とザグレブ副市長も駆けつけ
ボランティアの方たちと共に水仙を販売しました。
(下の写真はイェラチッチ広場の様子です)
また大統領Ivo Josipović(イヴォ・ヨシポヴィッチ)は「社会はもっと乳ガンの問題について知るべきであり、
乳がんの予防、早期発見、そして乳ガンと闘っている女性を支援するべきである」と人々に訴えかけました。
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乳ガンは早期に発見すれば、90%以上の確立で完治させることができるそうです。
乳ガンはすべての女性にとって"他人事"ではなく、誰にでも起こりうる身近な病気です。
早期発見の大切さを知り、定期的な診断とセルフチェックを是非心がけたいですね!
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