墓地を観光?! ザグレブの隠れた観光スポット
昨日11月1日はカトリック教徒が多いクロアチアでは、多くの人にとって大切な祝日でした。
クロアチア語で"Svi sveti(スヴィ スヴェティ)"、英語で"All Saint's Day"と呼ばれる日で、
日本語では「諸聖人の日」「万聖節」と呼ばれるカトリック教会の祝日です。
「諸聖人の日」はもとは"1年に1度すべての聖人と殉職者を祝うための日"ですが、
クロアチアではこの日にキャンドルや花を持って親族のお墓参りをする
日本のお盆のような習慣があります。
ザグレブにはミロゴイ墓地という大きな墓地があり、
昨日は多くの人々がこの墓地に眠る親族のたお墓参りをするために
キャンドルやお花を持ってザグレブを訪れました。
実はこのミロゴイ墓地、あまり日本では知られていませんがひそかな観光スポットなのです。
「墓地を観光だなんてどういうこと?!」とビックリしたのではないでしょうか? 笑
その人気の理由は。。。
「ヨーロッパで最も美しい墓地のひとつ」とも称えられるほどの美しさ。
昼間の様子の写真がないので、わかりにくいかもしれませんが
約2,8000㎡の広大な敷地に様々な形の墓碑や十字架、美しい彫刻が並びます。
特に美しいのは蔦が絡まる見事な回廊。(上の写真)
お墓の端から端まで結構な距離がありますが、
この美しい回廊をさまざまなデザインの墓碑を見ながら歩いていると
あっという間に時間の経過が過ぎてしまいます。
ここにはカトリック教徒だけではなく、正教徒、ユダヤ教徒なども眠っているのですが
宗教の違いによって墓碑の装飾が異なるのも見ていてとても興味深いです。
「お墓」ですが、ここを散歩するとあまりにもの美しさに心がとても安らぎます。
そのミロゴイ墓地が特に美しさを増すのが11月1日の夜。
多くの人々が、この墓地に眠る親族のためにクロアチア中からキャンドルやお花を持って
お墓参りに訪れます。
国が違っても、宗教が違っても故人、先立ってしまった愛する家族や友達を偲ぶ気持ちは皆同じ。
たくさんのキャンドルが光り輝く光景はとても幻想的です。
ミロゴイ墓地にはザグレブの大聖堂の前の広場から
106番のバスに乗って10分程度で行くことができます。
やはり墓地ですので通常の観光とは違い、お参りされている方々の迷惑にならないようマナーや
配慮は絶対に必要ですが、ザグレブ滞在中に時間があれば是非一度訪れてみてください。
普段であればお昼の訪問がおすすめですが、
11月1日はこのようにキャンドルの灯りが幻想的な風景をつくりだす夜が特におすすめです。
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