「汚いマカロニ」 私も大好物です♪

公開日 : 2014年10月28日
最終更新 :

地球の歩き方特派員ブログ、今月のお題「麺」。

「クロアチアのパスタ(麺)」として日本のガイドブックなどによく紹介されているのは「フジ(Fuzi)」というパスタ。フジとはイストラ地方の伝統的なパスタで、薄く延ばした生地をくるっと巻いた筒状のパスタで、ふわっと軽い食感が特徴的です。

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(クロアチア名物「トリュフソースのフジ」)

この「フジ」に似たパスタがダルマチア地方にもあるのですが、その名が強烈!

シュポルキ・マカルリ(Šporki makaruli)、クロアチア語で「汚いマカロニ」という意味なのです!

決して食欲をそそられる名前ではありませんよね・・・ヾ(;´▽`A

ところが「汚いマカロニ」、と~ってもおいしいのです・・・!

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(ダルマチア名物料理「シュポルキ・マカルリ」)

シュポルキ・マカルリはユネスコ無形文化遺産に登録された列記とした伝統料理。主にドブロブニク周辺に伝わるパスタで、牛肉やトマト、パセリ、にんにく、赤ワインを煮込んだ絶品ソースに絡めて食べます。

とってもおいしい料理なのにどうしてこんな名前がついたのか・・・それには諸説があるようですが、あるダルマチア料理店のオーナーのおっちゃんに聞いた話。

「"汚い"マカロニって名前の理由は、その作り方にヒントがあるんだよ。昔このパスタを作る際、生地が薄くておまけに粉まみれの手じゃ、すべってキレイにパスタを筒状に巻けないって、家庭で母ちゃんたちが頭を悩ませたんだ。で、ワイルドなダルマチアの母ちゃんたちが思いついた方法。手に"ペッ!"として、両手でひとこすりすれば、あれ簡単!あっという間に見事な筒型が完成ってわけだよ~!おまけに母の愛情たっぷり!うまいだろう??」と、シュポルキ・マカルリを食べている私に話すおっちゃん。

「え・・・っ。。。マジですか・・・?!」と引きつる私の顔を見て「もちろん、レストランじゃあ、"ぺっ"はしないけどな・・・!ワッハッハ」と大笑い。

名前の由来はともあれ、とってもおいしいシュポルキ・マカルリ。

私も一度食べて、そのおいしさにハマッてしまいました♪

牛肉のかたまりとソース、パスタのマッチングが絶妙で、いつもつい食べ過ぎてしまいます 笑

みなさまも、ダルマチア地方でぜひぜひ食べてみて下さい♪

(10月お題"麺")

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