オーストラリアへの入国禁止【2020年3月19日新型コロナウイルス速報】

公開日 : 2020年03月19日
最終更新 :

2020年3月19日モリソン首相から追加措置について発表がありました。

2020年3月20日21時(オーストラリア東部夏時間)からオーストラリア非居住者・非豪市民の入国は禁止となります。

(この措置に伴いカンタス航空・ジェットスター航空の国際線について

大幅な変更がありますのでご注意ください)

↓↓↓国民に対して↓↓↓

"オーストラリアから海外への渡航禁止

また

海外にいるオーストラリア人はできるだけ早く帰国するように"

3月18日にスコット・モリソン首相から発表がありました。

これは、3月15日の"海外からオーストラリアへの入国に際しては、14日間の自己隔離をするように"という発表に続くものです。

海外からの帰国が増えるにしたがって、感染者の数も増えはじめているオーストラリア。

南オーストラリア州で感染が確認された人数は、現在42名となっています。オーストラリア全体では、これまでに710名の感染が確認されています(そのうち、46名は完治)。

また各地で開催予定の500人以上のイベントがキャンセルになる、また屋内での100人以上の集まりは避けるように、など自粛ムードが広まりはじめています。

90357817_1425484940992902_6818938225160093696_o.jpg

【恒例のオージー流BBQ・Sausage sizzle(ソーセージ・シズル)の販売にも影響が】

90034293_1426758800865516_5534111944111292416_n.jpg

これにも影響が出始めています。

大工の工具販売で有名なBurnnings(バニングス)の店頭では、このソーセージ・シズルが販売されていて、週末には特に家族連れで にぎわっていました。

今回の感染者増大を受けて3月18日より、しばらく販売を停止することになりました。

2020年3月19日現在の新型コロナウイルスの感染状況は以下の通りです(地元新聞の最新情報による)

これまでの感染者数は710名(そのうち、46名は完治、6名は死亡)。

◇感染者710名の州の内訳ニューサウスウェールズ州307名、クイーンズランド州144名、ビクトリア州150名、南オーストラリア州42名、西オーストラリア州52名、タスマニア州10名、オーラリア首都特別地域4名、ノーザンテリトリー1名また、感染源は以下のようになっています。(詳細は19日現在の情報)259名は海外からの帰国者、72名は海外からの渡航歴なし(2名死亡、高齢者やヘルサスケア施設のスタッフや居住者など)、206名調査中、28名不明

【一部の都市で生活用品の入手が困難に】

備蓄をしておくようにと政府が打ち出しています。

そのせいもあって、スーパーマーケットにはトイレットペーパーだけでなく、小麦粉やお米そのほか肉類も品薄になっている場合があります。

89922332_1424986987709364_6756842150635241472_n.jpg

↑↑↑アデレードから約100㎞離れたカンガルー島の小さな町では、なぜかトイレットペーパーが山積みに。

89712845_1424986957709367_5420128008906211328_n.jpg

↑↑↑上記と同じカンガルー島で、トイレットペーパーに比べて石けん類が品薄に。

【アデレード市内にある公共施設は使用不可】アデレード市によると、市内にある図書館・プールなどの公共施設は当分の間、使用不可となりましたのでご注意ください。

★★体調のすぐれない場合や新型コロナウイルス感染の可能性がある場合★★海外から入国などで新型コロナウイルスに感染している可能性がある、または体調が優れない場合は、病院に直接行かずに、必ず医療機関に電話で問い合わせて指示を受けてください。→National Coronavirus Information Hotline(オーストラリア・コロナウイルス・インフォメーション・ホットライン)1800 020 080

→南オーストラリアの新型コロナウイルス専門病院は5ヵ所(特に咳や熱の高い場合)

Royal Adelaide Hospital(ロイヤルアデレード病院)Flinders Medical Centre(フリンダースメディカルセンター)Lyell McEwin Hospital(リエル・マックイバン病院)Women's and Children's Hospital(小児婦人病院)Mount Barker Hospital(マウントバーカー病院)

【国内で初ドライスルーで新型コロナウイルス検査ができるようになりました】オーストラリア国内で初のシステム→南オーストラリア州のSA pathologyによると新型コロナウイルス検査がドライブスルーでできるようになりました。ただし検査のこのシステムを利用するには手順があります。 1.GP(主治医)から検査依頼を出してもらいます↓2.検査室に電話(8222 3000)をすると、日時の予約を入れてくれます↓3.検査依頼をFax(7117 5085)します ↓4.指定された日時に行って検査室のスタッフの誘導に従います

■SA pathology・検査室の住所: Gate 4, 216 Daws Road・検査日時: 月曜~金曜の8:00~16:30まで※検査方法は上記の通り

【オーストラリア航空会社の運航変更について】★カンタス航空およびジェットスター航空2020年3月下旬から2ヵ月間、カンタス航空国際線を運休すると発表がありました。

またカンタス航空国内線については大幅な減便となりますのでご注意ください。

★バージン・オーストラリア

国際線については、2020年3月30日から6月14日まで運行停止となります。

Virgin Australia has suspended all international flights from March 30 to June 14

しかしながら状況により日々変化するので、特に国際便については予約の際に必ずご確認ください。またキャンセルの有無なども確認しておくことをおすすめします。

 【感染リスクの高い国】オーストラリア政府は、新型コロナウイルス感染の危険度が高い国として以下を指定しています。中国全域、イラン、イタリア、韓国

⚫現在オーストラリア入国に際しては、出国元を離れた日から14日間の自己隔離措置が求められています。南オーストラリア州において、自己隔離違反者には最高で2万5000豪ドルの罰金が科せられることがありますのでご注意ください。

なお、自己隔離とは以下のような方法となっていますのでご参考ください。

・仕事、学校、ショッピングセンターなど人が集まるすべての場所に行かない

・人を家に入れない、例えば誰かに買い物を頼んだ場合は、玄関先に置いておいてもらう

(家の中には通常いる人のみにする、例えば家族のみ)

ブリズベンで体調が悪くなった場合は、こちらも参考に ブリスベン特派員ちえさんの記事

(文・フォト:さくら麻美/アデレード特派員)〈地球の歩き方編集室よりお願い〉海外に渡航する場合は、渡航先、経由先の国がビザ発給や入国の制限をしていないか必ずご確認ください。状況、環境は日々変化しますので予告なしに入国制限などが実施されることも予想されます。最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。◎外務省海外安全ホームページ

筆者

オーストラリア特派員

さくら麻美

南オーストラリア州のアデレード観光ガイドそして留学生の伴走者・フォトグラファーとして活動。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。