海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP > 特派員ブログ > ヨーロッパ  > アンボアーズ(アンボワーズ)特派員ブログ > 【トゥーレーヌ地方・プルイリー・シュル・クレーズ村...

フランス/アンボアーズ(アンボワーズ)特派員ブログ アンジボー由利子

フランス・アンボアーズ(アンボワーズ)特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2019年2月18日

【トゥーレーヌ地方・プルイリー・シュル・クレーズ村】香辛料サフラン直売会へ


【トゥーレーヌ地方・プルイリー・シュル・クレーズ村】香辛料サフラン直売会へ

さて、春が近づきつつある今日この頃。トゥール観光局で見つけたポスターを頼りに、今日は、トゥールから南下し、Preuilly Sur Claiseプルイリー・シュル・クレーズ村で行われるサフラン直売会に行ってみました。プルイリー・シュル・クレーズ村へは、パリ・モンパルナス駅からTGVでSaint Pierre Des Corpsサン・ピエール・デ・コール駅にて下車。その後、1時間ほど車に乗る。または、パリ・モンパルナス駅からTGVでChatelleraultシャテルロー駅下車。車で30分ほどで村にアクセスできます。

1.jpg

村を流れるクレーズ川が見え、

2.jpg

会場まで歩く道も、のんびり。遠くの丘が見える緑豊かな村です。

3.jpg

こちらの「Gymnase Cantonal ジムナス・カントナル(体育館)」でサフラン直売会が行われています。

会場に入ってみましょう。

会場に入ると、手前はサフランを使った料理を味わえる食事コーナーがあります。その後ろ奥のスペースから、サフラン生産者の展示スタンド、地元工芸職人や地方特産品を販売する生産者の展示スタンドが並んでいます。ちなみに、ランチメニューは20€。その他コーヒー、ソフトドリンク・クロワッサンは別のスタンドで購入できます。

4.jpg

サフラン生産者さんたちの展示スタンドを覗いてみましょう。

5.jpg
[画像提供:Lehoux氏]


こちらは、トゥール北のNotre Dame d'Oé ノートル・ダム・ドエのサフラン生産者Lehouxルウ氏の「Arôme et Safran アローム・エ・サフラン 」。小さなガラスボトルに入ったサフランは、レシピとともに販売されています。

6.jpg

サフラン以外に、サフラン入りシロップ、マスタード、グリーントマトジャムや各種ジャム、などサフランを使った商品も豊富でした。

7.jpg

こちらのサフラン生産者さんは、Senillé Saint-Sauveur セニエ・サン・サヴール村Malbrandマルブラン氏の「Safran de Filsoie en Vienne」 。クロシン (色)・ピクロクロシン(風味) ・サフラナール(香味・香り) の成分を等級化したグレードでは、クロシン以外はカテゴリー1を取得。また、オーガニックBIOのサフランです。

発芽したサフランも展示されています。
safran-bourgeon.jpg

サフランを使った取扱い商品は、マスタードやシロップ、ジャム等。
そして、特にサフラン入りアプリコットジャムについては、2016年に開催された「La Cuillère d'or ラ・キュイエール・ドール (金のスプーン) 」というガストロノミ―コンクール(候補者はすべて女性)にて1位を獲得。

9.jpg

サフランのみならず。興味惹かれるものは色々。

大きなチーズの塊をスタンドに並べていたマダムたちのスタンドです。
こちらは、カンタルチーズ&サラミの生産者さん。 Correzeコレーズ県にある Egletonsエグレトン村 からの出展。

そして試食したのは、サラミと、カンタルチーズ。サラミは歯ごたえが柔らか。カンタルチーズは、口の中に入れると、最初はまろやか。でも少しずつ噛んで味わうと、口の中に酸味がいきわたって、最後にはしっかりとした強いチーズの味を感じました。

12.jpg

さて、サフランについて、生産者さんや直売会運営スタッフの皆様にお話しを伺いました。
フランスでは、トリュフに並び、高級な食材として知られています。1つの球根に1~3つの花を咲かせるサフランは、見た目もクロッカスの花に似ていて、学術的にもクロッカスの仲間のようです。花を収穫して、深紅色の細長いめしべを乾燥させたものが、香辛料サフランとして料理に使われます。

私が訪れた、Preuilly Sur Claiseプルィリー・シュル・クレーズ村では、中世の時代、修道士ベネディクタによって、サフラン栽培がおこなわれたそうです。当時、サフランは染色塗料として利用され、サフラン商も盛んでした。

そして、サフラン栽培が盛んであったフランス中世17世紀から18世紀には、プルィリー・シュル・クレーズ村ではサフラン直売会が毎年2月17日に行われていたそうです。

ところが、18世紀以降、サフランにかわって、化学塗料が使用されるようになり、サフラン栽培がいったん、衰えていきました。20世紀になって、食材香辛料として、サフラン栽培が再び栽培され始めたそうです。

近年になり、この村のサフラン会を復活させようと、1999年に、Paul Mériguet ポール・メリゲ氏によって復活。

今年で15回目となる直売会は、2月16日(土)に開催されましたが、毎年、2月第3土曜日に行われます。
次のサフラン関連のイベントは、7月第1週土曜日。サフランの球根直売会です。球根も気になりますね。


Preuilly-Sur-Claise プルイリー・シュル・クレーズ村
Mairie 村役場(Google Mapでは村役場のみ検索ヒットされるようです。役場からは直売会まで徒歩移動可能です。)


記事の商用利用を希望される際はコチラからお申し込みください。
カテゴリー レストラン・料理・食材
2019年2月18日
« 前の記事「【ロワール地方・ショコラティエ】ロワール地方アンジェの青いチョコレート「ケルノン・ダルドワーズ」」へ
»次の記事「【ロワール地方バラの街】5月は村がまるごとバラ園、シェディニー村」 へ
アンボアーズ(アンボワーズ)特派員 新着記事
ロワール古城、リヴォ城~秋の花を堪能~ダリア、ススキ、菊、かぼちゃ(Chateau du Rivau)
【トゥール│Yoïsho!で懐かしの日本の味】絶品いちごミルクかき氷「ドラポージャポネ」をフランス、トゥールで味わう!
【ヴァンデ・グローブの町、サーブル・ド・ロンヌ】砂浜直結のレストラン&バー、「ラ・キャバン La Cabane」新オープン
【世界を旅した植物コレクショナー&造園家 エドワード・アンドレ氏の旧邸宅へ】一日限定の子孫フローレンス・アンドレさんのガイドヴィジットへ参加
【ボーバル動物園】双子のジャイアントパンダが誕生!(フランス現地時間2021年8月2日)
アンボワーズ2021年の夏
【アンボワーズ│2021年6月からスタート】毎月第1土曜日はアンボワーズの蚤の市
【ツール・ド・フランス2021│第6ステージ(7月1日)】舞台はサントル・ヴァル・ド・ロワール地方

フランス ツアー最安値


2021/3/31更新

フランス 航空券情報


フランス旅行 旅スケジュール

旅行者の作る、新着!旅スケジュールをご紹介します。 ■フランスの旅行記・口コミ「旅スケ」へ

ヨーロッパ特派員ブログ一覧

アイスランド/レイキャヴィークアイルランド/ゴールウェイイギリス/イーリーイギリス/ウェルシュプールイギリス/エディンバライギリス/カーディフイギリス/ギルフォードイギリス/グラスゴーイギリス/ケンダルイギリス/ケンブリッジイギリス/コッツウォルズイギリス/ヒースローイギリス/ブリストルイギリス/ベルファストイギリス/ヨークイギリス/ロンドンイギリス/ロンドン2イギリス/ロンドン3イギリス/ロンドン4イタリア/アンコーナイタリア/アンドリアイタリア/シチリア島イタリア/ジェノバイタリア/トリノイタリア/ナポリイタリア/ナポリ2イタリア/ナポリ3イタリア/パルマイタリア/フィレンツェイタリア/ベネチアイタリア/ボローニャイタリア/ミラノイタリア/ミラノ2イタリア/ラ・スペツィアイタリア/ローマイタリア/ローマ2イタリア/ローマ3ウクライナ/オデッサエストニア/タリンエストニア/タルツオランダ/アイントホーフェンオランダ/アムステルダムオランダ/デルフトオランダ/デンボスオランダ/ライデンオーストリア/ウィーンオーストリア/ウィーン2オーストリア/チロルオーストリア/リンツキプロス/ニコシアギリシア/パロス島ギリシャ/アテネクロアチア/コルチュラ島クロアチア/ザグレブクロアチア/ドゥブロヴニクジョージア/トビリシスイス/アッペンツェルスイス/チューリヒスイス/ベルンスウェーデン/ストックホルムスペイン/イビサ島スペイン/バルセロナスペイン/バルセロナ2スペイン/バレンシアスペイン/バレンシア2スペイン/ビトリアスペイン/ビルバオスペイン/マドリッドスペイン/マドリッド2スペイン/レオンスロヴェニア/リュブリャナセルビア/ベオグラードチェコ/ブルノチェコ/プラハチェコ/プラハ2デンマーク/コペンハーゲンドイツ/ケルンドイツ/ケルン2ドイツ/シュタインバッハドイツ/デュイスブルクドイツ/デュッセルドルフドイツ/ハノーファードイツ/ハンブルクドイツ/フライブルクドイツ/フランクフルトドイツ/ブレーメンドイツ/ベルリンドイツ/ボンドイツ/ミュンヘンドイツ/ミュンヘン2ドイツ/ミンデンドイツ/ライプツィヒドイツ/レーゲンスブルクドイツ/ワイマールノルウェー/オスロノルウェー/オスロ2ノルウェー/オスロ3ノルウェー/ベルゲンハンガリー/ブダペストフィンランド/サヴォンリンナフィンランド/トゥルクフィンランド/ヘルシンキフィンランド/レヴィ・サーリセルカフランス/アヌシーフランス/アンボアーズフランス/カンヌフランス/コートダジュールフランス/ストラスブールフランス/トゥルコアンフランス/トゥールーズフランス/ナルボンヌフランス/パリフランス/パリ2フランス/パリ3フランス/ブールジュフランス/ボルドーフランス/マルセイユフランス/リヨンフランス/リヨン2フランス/レンヌブルガリア/ソフィアブルガリア/プレヴェンベルギー/アントワープベルギー/ゲントベルギー/ブリュッセルベルギー/ブリュッセル2ベルギー/ルーヴェンポルトガル/ポルトポルトガル/リスボンポーランド/カトビッツェマケドニア/スコピエマルタ/マルタ島モンテネグロ/ポドゴリツァヨーロッパ/バルカンラトヴィア/リーガルクセンブルク/ルクセンブルクルーマニア/ブカレストロシア/サンクトペテルブルグロシア/モスクワ

ヨーロッパにもどる

  • 特派員プロフィール
  • アンボアーズ(アンボワーズ)特派員

    アンボアーズ(アンボワーズ)特派員
    アンジボー由利子
    華道家・草月流いけばな講師。アンボワーズ近郊在住。白百合学園在学中、学内いけばな(12歳)で草月流入門。パリの花に魅せられ、ロワール地方アンジェ・カトリック大学C.I.D.E.Fにてフランス語を学ぶ。その後、フロリスト校にてフランス国家資格CAP Fleuristeを取得。パリ有名女性フロリストの専属日本担当・アシスタントを経て、香港で独立。東京ミッドタウンFlower Art Award2013で港区賞受賞。ブーケコンクール2014(恵比寿三越)にて在日モナコ観光局賞受賞。Concours Mondial des Fleuristes(Nova Fleurs・フランス)で日本代表として出場。園芸・花・ロワール地方の記事執筆を承っています。ロワール古城周辺最新情報→Twitter・お花→Instagram DISQUS ID @disqus_exGbdeYxuS

  • リーダーに登録

地球の歩き方Web特派員募集