2020年6月2日から規制緩和|列車移動の際には、駅構内のソーシャルディスタンス標識を守って

公開日 : 2020年05月31日
最終更新 :
筆者 : リリィ

2020年6月2日から、さらに規制緩和となるフランスも夏に向けてどこか、みんなワクワクな気分のようです。しかし緩みは禁物。ロワール川も空も真っ青な初夏のロワールです。

6月2日からの規制緩和内容(抜粋)

①カフェ,レストラン,バー等が営業再開可能。ただし,オレンジゾーンにおいてはテラスのみについて営業可。

②今週末(5月30日から)公園を再解放。

③ 6月2日以降,海岸,博物館,歴史的建造物等の営業を再開。

④ 6月2日以降,自宅から100km以内の制限を廃止。

⑤ 6月2日以降、緑ゾーンで観光宿泊施設を再開。オレンジゾーンは6月22日以降から。

※発表された5月28日時点では、イル=ド=フランス地域圏,ギュイアンヌ及びマイヨットを,特別な注意が必要なオレンジゾーンに分類。その他は緑ゾーン。

6月2日から本格的にさまざまな業種が営業再開となり、自宅からの移動距離制限もなくなります。マスク着用については、公共の室外の場では、マスク着用が義務付けられていないので、外に出ると、マスクを着用していない人が非常に多く、着けるかつけないかは任意。マスク着用が義務付けられている列車内・バス内・トラム内・大型スーパーや商店(お店によってはマスク必須)と、室外との切り替え。

さて、トゥール駅でみつけたソーシャルディスタンスを保つための標示のイロイロを紹介します。

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フランス国鉄 駅構内標示のイロイロ①丸印

①〇印=J'attends ici. 「ここで待ちます」印です。

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フランス国内移動で、駅へ行けば、まず目にするのが足元に記された印。この丸印のところで立って待ちます。

さらに、順番を待ったりするときには、〇印上にー横線が入って、列や順番を「待つ」という印になります、

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フランス国鉄 駅構内表示のイロイロ②ダブル矢印

①矢印= Je me déplace. 「(矢印の方向に)進みます。」印。

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6月2日以前では、自宅から100km以内の移動までと規制されていたため、駅利用者も少なく、非常にわかりやすい表示。混雑がなければ、矢印に進むなどの「交通整理」も容易。6月2日以降もソーシャルディスタンスを保つための、この標示を見落とされぬようにするのも大切ですね。

フランス国鉄 駅構内標示のイロイロ③×印

①×印=「利用しない。座らない。」印です。

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待合用の椅子もわかりやすく×印が表示されていています。

【写真・文:アンジボー由利子】

筆者

フランス特派員

リリィ

フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。

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