【土曜日の朝マルシェで秋の味覚を】マルシェで季節のスープを味わいながら季節の野菜探し。

公開日 : 2021年11月30日
最終更新 :
筆者 : リリィ

秋の食材を探すのならば、毎週土曜日の朝の、トゥール市内レ・アールの外で開催されるマルシェがおすすめです。ソミュールで栽培された「生しいたけ」「エリンギ」「ブナシメジ」も手に入り、寒い季節にほしくなる、日本のお鍋には欠かせない食材がそろいます。そして、10月から色鮮やかなオレンジ色のかぼちゃ「ポティマロン 仏:Potimarron」が野菜売り場に並びます。

11月上旬の土曜日にマルシェへ足を運んでみると、いつも切り花を仕入れる際に筆者が利用している「マルシェ・オン・グロ卸売市場」の生鮮食品・野菜の担当者の方たちが、テントを張って、市場の野菜を使って作られたスープを、一般消費者の町行く人たちに振る舞っていました。

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卸売市場ならば、日本と同じく、通常は業者さん限定に卸しているので、一般消費者の町の人たちと触れ合うこともありません。だからこそ、今朝は一般の方たちに、卸で販売している野菜で作ったスープを味わってもらうことで、卸売市場のことや野菜を知ってもらいたいと、スタッフの方たちが話していました。

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さて、味わうスープの種類も、フランスの人たちが好きなスープ2種類が用意されていました。

マッシュルームは通年入手できますが、やはり秋にしか手に入らないキノコ類もあるから、ということで、シャンピニオン(キノコ類)のスープがこちらです。

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そして、フランスの秋の味覚といえば、先ほど紹介した、オレンジ色のかぼちゃ「ポティマロン 仏:Potimarron」のスープです。

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スープ用にマルシェで購入する場合、手の平サイズに片手で持てるほどのポティマロンもありますが、

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かぼちゃを包丁で切るのが困難なときもあり、時間がない時にはカットされたかぼちゃを買うと、便利です。かぼちゃのほか、じゃがいも1個、たまねぎ1個を炒めて、(カレーを作るときの手順で炒めた野菜に)鍋に水(ブイヨンスープか固形のスープストック、または塩のみで味つけ)を炒めた野菜が隠れる高さまで入れ、煮込むこと40分、熱が取れてからミキサーにかけると、かぼちゃスープが出来上がります。

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秋の味覚探しで、マルシェではシャンピニオンのスープをいただきながら、最後に、産み立ての新鮮な生卵を買って、土曜日の朝の買い出しは終了します。

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フランスの家庭で好まれるスープとしては、シャンピニオンスープ、ポティマロンのスープのほか、夏の野菜ではズッキーニのスープにヴァッシュ・キ・リのクリームチーズとともにいただく、などもあります。

しいたけは、11時以降に行くと完売していることが多いです。スーパーでは入手できない、しいしいたけも手に入り、おいしい鍋も楽しめて、とてもありがたいマルシェです。

★★トゥール・レアールのマルシェ★★

(カロウ・デ・アール 仏:CARREAU DES HALLES)

・時間: 水曜日 7:30~12:30、土曜日 7:30~12:30

※マルシェは屋外ですが、マスク着用が必要となります。

※マルシェではエコバックを持参することおすすめします。

※クレジットカードが使えないことが多いので現金を持ち合わせると便利です。

・場所: Pl. Gaston Paillhou

37000 Tours

筆者

フランス特派員

リリィ

フランス在住14年目。仏文簿記の国家取得を目指し学習中。

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