No.111 イタリアらしい食材を初めて調理してみました
皆さん、おはようございます。まだまだイタリアから明るい話題をお送りできそうにない状況です。私の周りでも感染されている方が出てきています。今こそ我慢、忍耐。可能な限り家にとどまり、感染リスクを極力減らすようにするしかありません。日本の状況はイタリアほどは深刻化していないので、ぜひこのままの状況を維持できることを祈っています!
さて、この状況でお店の紹介などをしてもちょっと悲しくなりますので、今回はイタリアに来て初めてお料理した食材についてご紹介します。イタリアでよく食べられるお肉は、牛、豚、鶏と日本とあまり変わりませんが、大きな違いでいうと「脂身」がほぼ無いお肉を好んで食べます。豚は流石に脂が多いですが、牛、鶏については脂身がほとんどなく、鶏肉にいたってはもも肉よりも胸肉のほうが値段が高いんですよ!これ、こっちに来てかなりびっくりしました。焼いた肉にオリーブオイルをかけたり、肉をオリーブオイルとスープで煮込んで食べる食べ方が多いのも納得できますよね。脂身がないのでパサパサですもの......。
この脂身が少ないお肉を持つ種類の代表的な位置づけとして、こちらで食べられるのが"Coniglio"。そう、初めて"Coniglio"うさぎを調理したのです!
こちらがウサギのお肉。完全に半身です。裏を向けていますが、目玉付きの顔もありますし、首もあります。左下に見える部分は白身の魚の切り身みたいですよね。
調理は簡単です。まずはオリーブオイルとにんにくを使って焼き色をつけたあと、タイムやセージといったスパイスと共にお酢を入れて煮込むのみ。ほとんどのレシピはお酢ではなく白ワインを使いますが、お酢で煮込むのがおすすめです。
日本では食べ慣れない食材ですが、こちらでは養兎家もいて多く流通しています。スーパーマーケットでも簡単に手に入れることができます。お値段はほかのお肉に比べて少しだけ高めかな? 味わいは鶏に似ていますが、お肉は筋肉質で味わいが深いです。イタリアでメニューの中にウサギ料理を見つけられた際は、食べるために飼育されたウサギですので可哀想と思わずにぜひともトライされてくださいませ!
あぁ、お腹空いてきました!では、またお会いしましょう。
Buona giornata a tutti, ci vediamo presto.
筆者
イタリア特派員
丹羽 淳子
イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。
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