No.112 偶然出合ったエエお店。再訪を固く誓ったMezzo Baiocco

公開日 : 2020年03月25日
最終更新 :

皆さん、おはようございます。

COVID-19(新型コロナウイルス)ニュースでなかなか気持ちが落ち着かない日々ですが、アンコーナ特派員の観光関係の記事は予約投稿を利用し、日常モードで記述しています。

では、どうぞ!

今日はまたレストランのご紹介です。家から少し離れたエリアに買い物に行き、ちょうど昼時だったのでどこかでランチを、となったとき主人が「かなり以前に、papa(私にとって義父)に連れてきてもらったお店があるはず」と、本当に偶然思い出したお店がこちら「Mezzo Baiocco Enogastronomia」。以前に書いたかもしれませんが、実はわたしはイタリア外食した際に「超おいしい!」と思うことがあまりないのです。なんとなく、味わいが雑だったり、盛り付けが好みじゃなかったり。確かにおいしくないことはないのですが、この値段を出してこれか、と感じることもよくあります。食の好みが合っていない場合が多いのでしょう。ですので「ドンピシャ」なお店に出合うと小躍りしたくなるほどうれしくなります。そしてこちらのお店はまさに「ドンピシャ」でした。立地はアンコーナの中心部から車で40分程度走ったところになります。本当になにもない田舎町の一角。土曜日の昼すぎに連絡したにもかかわらず、ランチの予約で席が取れたということも本当にラッキーでした。イタリアの都市部以外にあるレストランらしい出で立ちですよね。

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庭にはサボテンがたくさん植わっていて独創的。確認はしてませんが、これだけの庭があるので、結婚式用会食なども受け付けていると思われます。

客席は建物内に100席以上はあります。私たちが通されたのは建物の外部分になるテラス席。奥の方では皆さん白髪のかなりご高齢そうなシニョール、シニョーラたちが楽しそうにお食事をされていました。皆さん、とてもきれいに着飾られて。これもイタリアらしい光景です。

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こちらが私たちの席。かわいいです。

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Enogastronomiaということで、ワイングラスもちゃんとしたタイプ!イタリアは普通のグラスでワインを飲む場合もあるくらいですので、これはとてもうれしいこと。そして、ワインリストも豊富に揃っていて、フリウリの赤ワインをいただきました。ソムリエの若い男性もいらっしゃり、とてもとても素敵にサービスしてくださりちょっと感動。これもかなり珍しいんですよね。

今回は肉料理をメインでオーダーさせていただきました。色々食べたい&少しだけしか食べたくない(私が)という要望もあり、全品、主人とシェアすることに。カメリエレ(給仕係)の方も料理をオーダーする際にその意図をすぐに汲んでくださり、まったく嫌な顔をせずに対応してくださいました。ここのお店、ほかのレストランと違うことはカメリエレの数がとても多いこと。この日が特別だったのかもしれませんが、その分とてもサービスが行き届いていて気持ちがよかったです。イタリアはカメリエレの数が少ない場合が多いので。

まずは前菜。頼んだのは、マルケ牛の生肉!わたし、生の牛肉が大好きなんです。

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マルケ牛はこのエリアではよく取り扱われていますが、やはりお値段は少し高め。でも、レストランに来たら頼むべき! お家では生肉はあまり食べませんので。

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パスタはニョッキのラグー。これも非常にシンプルなのですが、ラグー(ソース)がとっても濃厚で、ガツンとくるおいしさ。シンプルだとおいしさが際立ちます。

セコンドはアンガス牛のタリアータ。見てください。これだけでおいしさが伝わるかと思います。肉はサシはまったく入っていないタイプですので、いくらでも食べることができそう......。

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私はこちらでギブアップでしたが、主人はスイーツは別腹タイプ。いや、スイーツを食べないと食事を終わらせることができないタイプですので、ティラミスをオーダー。マスカルポーネが軽い! すばらしいバランス。

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と、お店の雰囲気、カメリエレさんたちのサービスや料理、すべてがすばらしいお店でした。ちょっと辺鄙な場所にあるのですが、絶対にもう一度食べに行きます!お値段は少し高めのレストランってとこかな?ああ、記事を書いているだけで今すぐ行きたくなりました。

では、Ci vediamo Presto e buona giornata!

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■Mezzo Baiocco Enogastronomia・住所: Via Giuseppe Saragat, 3 60027 Osimo (AN)・TEL: 071.7107198・営業日時: 月~土 19:30~23:00/日 12:30~15:00、19:30~23:00・定休日: 火曜

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筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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