No.152 マルケ州のご当地グルメ グラッセリのピッツァ Pizza coi graselli

公開日 : 2021年01月13日
最終更新 :

皆さん、おはようございます。 2021年が明けました。 日本のニュースはネットニュースで毎日チェックしていますが、ここ数日は大雪で各地で混乱が生じているようですね。 コロナウイルスの感染もじわじわと増えていて、緊急事態宣言も発令されましたが、とにかく皆様、いつもの気持ちでゆったりとお過ごしくださいね。 イタリアの状況は毎日全国で1万人を超える感染者が出ており、死者数も数百人という数が続いています。外出規制やお店の開業時間統制、夜間の外出禁止などいろいろと制限があり、自由はあるといっても1年前とは比べ物にならない状況で、知らず知らずのうちにストレスをためているように自分で感じます。 ほかの国と比較することは何の意味も生み出さないと思いますが、皆さん、悲観しすぎずに毎日をお過ごしくださいね。生きづらい毎日が続きますが、国が変わってもどこも同じです。みんなで一緒に乗り切りましょう。

外出がままならず、なかなかアンコーナのニュースをお伝えすることができないのですが、昨日、偶然にもマルケ州名物を手に入れましたので、こちらを紹介しますね。 仕事先に同僚が「メレンダ(おやつ)だよ~」と持ってきてくれたものです。

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写真がボケていてすみません。机の上の煩雑ぶりにも目が行きますね......

ピッツア Pizza ですので、このようにドーナツ型ではない場合がほとんどですが、こちらが私がいただいたPizza coi graselli になります。では「Pizza coi graselli 」とはなんぞやと申しますと、カリカリに揚げた豚の脂肪が入ったピザ、というところでしょうか。マルケ州も内陸部に入ると多くの方が農家さんであったり兼業農家さんで、自宅で豚を飼っている方も多くいらっしゃります。また、サラミや生ハムとして食される豚を飼育している業者さんも多くいらっしゃります。豚はそのすべてを食することができると言われていますが、Graselliはまさに豚を解体したときに取り除いた脂肪部分を油で揚げるように炒め、塩コショウで味つけをしたモノなのです。日本で言うとサラダなどにかけるベーコンチップに似ていますね。CICCIOLIとも呼ばれているようですが、ここアンコーナではGraselliが一般的で、このようにピザ生地に練りこんで焼き上げられます。これが、もう、とてもおいしい。塩辛さも最高で、イタリアではなかなか「ジャンク」な味わいに出合うことが難しいのですが、これはジャンクさ満点で、ジャンクに飢えている心をしっかりと満たしてくれます。ひさびさに食べて、私もいたく感動しました。そして、このお店のコレが本当においしい。今度は必ず自分で買いに行かねば。メモがわりと言っては何ですが、お店の情報も載せておきますね。日本で言うならご当地B級フードですが、ぜひマルケ州で召し上がってみてくださいね。

では、またお会いしましょう! よい1日を。Buona giornata, ci vediamo presto.

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■Pizzeria centrale da Sante

・Tel: +39071202886・住所: Piazza cavour 28, Ancona

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筆者

イタリア特派員

丹羽 淳子

イタリア、アンコーナ県の海辺の町に住んでいます。毎日を気ままに過ごすことが堂に入ってきました。

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