ヨーロッパ最古のカーニバルに行って来ました!
イタリアのカーニバルといえばベネッツィアが有名ですが、ヨーロッパで最古のカーニバルの祭典は、ここプーリアのプティニャーノにあります。
プティニャーノのカーニバルは、今年で624回目。そうです、始まったのはつまり中世、1394年なんです!ヨーロッパでも最古、そしてもっとも長いカーニバルとも呼ばれています。その理由は、現在祭典自体が始まるのはこのカーニバルの時期だけですが、昔は12月26日から2月のカーニバルまで祭典が続いていたそうなんです!
プティニャーノのカーニバルが始まった理由は、1394年頃、プーリア地域はイスラム勢力に押されており、大切に守って来た宝を海沿いのモノーポリから内陸地であるプティニャーノにある教会に移すため、プロチェッショーネ(宗教的な行列)を1394年の12月26日より始めました。プティニャーノの農民たちはは、荒れた農地にぶどうの木を植えながらこのプロチェッショーネを見ていましたが、ある時仕事をやめ、プロチェッショーネに並び、踊ったり歌ったりしながらついていったそうです。
これが宗教ともに農民の伝統的な祭典となり、プティニャーノのカーニバルの始まりとなりました。
カーニバル初日は15時半開始でしたが、私のいるところに来たのはすでに17時を回った頃でした。
まずはバンド、そしてバトントワリング、バンディエラと続きます。今年のテーマはヒーロー!
そして、お待ちかねの職人技!先頭を切るのは、やはり政治家でした!ヒーローというより皮肉的なのが多いです。写真からは見えませんが、高さもビルの5階ほどにもなります。
まだまだトロイの木馬に乗るベルスコー二と続き、やっと子供らしい屋台が。
ワールドカップに行けないサッカーの勇者たちも。
これらの屋台は全て職人さんによる手作りです。7名のカルタペスタ職人によるお仕事で、昔はワラに紙を貼り、その上から絵を描いていました。レッチェ地方にもまだたくさんのカルタペスタ職人がいます。
このカーニバルの大型りな屋台はワラと紙だけで出来てはいませんが、デザインから当日まで、1年間かけて作った大作です。
是非一度見に来ていらしてくださいね!
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2018年度のカーニバル:1月26日、2月4日、2月11日と2月13日の4日間行われます。
チケットはこちらから(イタリア語のみ)。Acquisto bigliettiをクリックするとチケットのページに飛びます。
入場は一人8ユーロから。座って楽しみたい方が22ユーロから席があります。
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