フランスのお正月

公開日 : 2010年01月05日
最終更新 :

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

フランスでは、他の国でも見られるよう、日本のようには新年を祝いません。つい日本のクリスマス→お正月の街角の飾り付けや、雛飾りの感覚で、玄関のドアにつけたクリスマス・リースの飾りをとったら、「少なくとも新年の1週間はクリスマスの飾りはそのままにしておくものなのだ」と家族に言われました。

これはキリスト教のある宗派ではキリストの誕生日を12月25日ではなく1月6日としていることと関連しているらしく、1月6日の公現際の日まではキリストの生誕を祝う、ということのようです。

さて、そんな中でも、フランスで新年と言えば必ずパン屋さんやお菓子屋さんの店先に出てくるのがガレット・デ・ロワGalette des roisと呼ばれるパイのお菓子。このパイの中に必ず1つ(お店によっては2つ)のフェーヴfèveが入っています。フェーヴとは、もともとそら豆の意味ですが、現在お店で買うガレットに入っているフェーヴは、だいたい陶製かプラスチック製の小さな人形などです。切り分けられたパイを食べながら、このフェーヴに当たったら、あなたは今日の王様!王様または女王様になった人は、お店でパイと一緒にくれた冠を付けて家族で楽しみます。

galette%20des%20rois.jpg

このガレット・デ・ロワは正式には公現際の1月6日に食べるものだそうで、王様または女王様になった人にはその年の間幸福が続くということです。といっても元旦には店先に出てくるので、家ではたくさん食べて皆に幸福が回ってくるようにしています。。。

feve.JPG

写真はフェーヴです。長さは2cm程度。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。