住宅事情:暖炉の煙突は欠かさずに

公開日 : 2010年03月15日
最終更新 :

持ち家にかける火災保険のお話です。

フランスに限らず、冬が長くて厳しい地方では住宅の暖房設備が欠かせません。都市部では電気を使った暖房設備がほとんどですが、農村部ではまだまだ暖炉で薪を燃やすのが主な暖房設備になっているところもたくさんあります。揺れる炎を見ながら暖を取るのもなかなかいい雰囲気ではありますが、煙が昇っていく先の煙突は、家主が少なくとも2年に1回は掃除をしなけれなりません。掃除をした後は業者が証明書を出してくれるのですが、これがないと、万が一暖炉が原因で家が火事になったとき、住宅火災保険がおりないそうです。

我が家のキッチン改装を請け負ってもらった隣村の職人さんは、4年前に暖炉の残り火が原因で外出中に出火し家が全焼してしまったそうです。しかし煙突の清掃証明を持っていたために(これは焼けずにのこっていたのか)、無事全額火災保険が下りて、保険金で家を建て直すことができたそうです。建て直しの際には地熱暖房を設置し、今では暖炉なしでも1年中快適に過ごせるそうです。ちなみに地熱などの代替エネルギー設備の設置はフランス政府から50パーセント近くの補助が出たりするそうです。

我が家では、遠赤外線のパネルヒーターを常時オンにしていますが、外気温が低い時はとても足りません。真冬はストーブと暖炉を使ってフル回転して家を暖めています。火の元に気をつけるのはもちろんのことですが、煙突清掃の証明書もなくさないように保管しなければなりません。。。

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