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フランス/アヌシー特派員ブログ 旧特派員 西岡 佐知子

フランス・アヌシー特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2010年9月23日

第6回 フランスと日本をつなぐ人びと Learn French at Home 代表 セリーヌ・アントニオ さん Madam Céline Antonioz


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第6回 フランスと日本をつなぐ人びと Learn French at Home 代表 セリーヌ・アントニ...

2004年に設立され、オン・ラインで遠距離フランス語レッスンを行っているLearn French at Home(LFAH)  。最近、日本人の学習希望者向けに日本語のページを開設したということで、代表設立者のセリーヌ・アントニオさんにお話を伺いました。

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右からセリーヌさん、娘さんのアレクサンドリアさん、ご主人でLFAH共同運営者のヴィンセントさん。


〈質問、以下Q)今日はお会いいただきありがとうございます。
(セリーヌさん)こちらこそ。日本のブログに登場するのは初めてなので楽しみです。


(Q)まずはLFAHを設立された背景について教えてください。
(セリーヌさん)動機は主に二つありました。もともとは語学学校と中学校でフランス語を教えていました。その中で、学習者の移動距離の問題や時間の都合から電話で個別レッスンを行うことがありました。もちろん電話だとかえって難しい点もあるのですが、そのうち、電話レッスンでの希望者が増えてきて、遠距離レッスンのニーズが高いことに気づきました。フランス国内でも国外から移住してきて小さな町に住みながらフランス語学習を必要としている人はたくさんいます。また同じように電話でフランス語を教えている講師の人々もたくさんいることも知っていました。これはフランス語学習希望者にとってきっと遠距離の悩みを解決できる一つの方法ではないかと思ったのです。 またもう一つの理由は、家族として移動することが多いので、なるべく家族と、特に娘と多くの時間を過ごしたいということでした。そこで、自宅にいてかつ自分の経験とスキルを活かせる遠距離フランス語レッスンを始めることにしました。これがLFAHの始まりでした。


電話だけで行っていた当初、中級者以上は電話でも十分対応できるのですが、初級者にはあまり向いていないことが分かりました。その後コミュニケーション手段の発達により、インターネットでウェブカメラやチャットなどを使って授業できるようになりました。LFAHはスカイプを使っていますが、スカイプでは聞くだけではなく、チャットを使って書いたり訂正したりしながら目で見える一対一の授業もができます。これで全てのレベルに対応できるようになりました。また電話代ほど料金もかからずにすみます。現在、ヨーロッパ、米国、オーストラリア、日本、ロシアなど12カ国に250の学習者がいますが、主にフランス在住を希望する外国人の方です。英国やスイス出身の学習者が多く、その大半が物価や時間的な余裕などの面でよりよい生活を求めてフランスへの移住を希望している人々です。移住となると言語だけではなく、生活・文化への適応も重要です。そういう学習者には自身でカルチャー・ショックを体験している講師が経験に基づいて教え、時には理解する手助けもしています。例えば、行政手続き、友人を自宅に招待する時のマナー、家の修理、医師にかかること、子供の教育などについてです。


(Q)最近日本語のウェブページ を開設されましたが、これはなぜですか。
(セリーヌさん)私の家族でもある2名のLFAH講師が非常に日本が好きで、よく日本を訪れています。日本の文化・社会及び慣習などに非常に関心を持っています。日本の人々は勤勉で、好奇心が旺盛でフランスの文化にも興味があるようです。現在7名ほどの日本人の学習者がいますが、彼らは勉強熱心なので教える側にとっては非常にやりがいがあります。今後はもっと日本人の学習者を増やしたいと思っています。そこで日本語のページを作ることにしました。


(Q)LFAHのレッスンはどのように行われるのですか?
(セリーヌさん)まずはウェブサイトを通じてコンタクトしてきた学習希望者と日時を決めてスカイプで話します。希望するコースや学習の目的について相談し講師を決定します。レッスンは、1回50分のレギュラー・コースが中心です。授業は自己学習課題とあわせて進められますが、DELF対策や子供向けなど目的によって進め方も変わります。初級者とはウェブカメラを使って顔を見ながら行い、中級になるとより発音などをよく聞き取れるようになるので口頭だけで行います。自己学習は講師が学習者個人に合わせて作成され、添削されます。授業は口頭での訓練を重視しているので、自己学習用にはテキストがありますが、レッスン用に決まったテキストはありません。場合によっては電子テキストを使うこともあります。コース自体は4回、8回、12回といったプログラムですが、その後も続けて受講する人もいます。


(Q)日本人向けの特別なレッスンはありますか?
(セリーヌさん)現在のところ、英語でレッスンが受けられる、またはフランス語がすでにある程度できる人が対象となっています。日本かアジア域内に居住していて日本語で教えられるフランス語講師を探しているところです。ウェブサイトに募集を出しています。日本のフランス語学校にもコンタクトしましたが、フリーの講師を見つけるのは結構大変です。


(Q)その他のLFAHの活動を教えてください。
(セリーヌさん)ホーム・ステイ型の集中レッスンも行っています。アルプスに近いオート・サヴォア県でフランスの家族と1-2週間滞在しながらフランス語を学ぶことができます。また、電子雑誌(Eマガジン)「French Accent」 の発行も行っております。購読者には各月でEメールを通じて雑誌が送付されます。さらに、Expatsradio.comとも連携しています。ウェブサイトでは半月から1ヶ月ごとにアップ・デートされるトレーニング・プログラム を聞くことができます(使用言語は英語です)。


(Q)日本人の学習希望者にメッセージを一言。
(セリーヌさん)これは日本人に限らず、語学を学ぼうとする全ての方に言えることかもしれませんが、年齢は問題ではありません。LFAHのほとんどの学習者が40代以上です。50代、60代という年齢は語学学習は難しいのでは、と思われるかもしれませんが、実際我々の学習者を見てみると、彼らは学習の動機が明確なので、学習も熱が入っていて上達も確実です。もしやってみたいという気持ちがある方はぜひ思いきって始めてみることをお勧めします。またフランスに旅行を予定されている方は、前もって3ヶ月ほどフランス語を学習することをお勧めします。ちょっとした言葉の知識が旅行をより楽しいものにしてくれます。

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カテゴリー 文化・芸術・美術
2010年9月23日
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      アヌシー特派員
      西岡 佐知子
      昨年よりフランス在住。途上国における開発協力を仕事とし、オランダで開発学修士を取得した後、アフリカやアジアに滞在。滞在先で出会ったフランス人の夫のジュネーブ転勤に伴ってスイス国境沿いのオート・サヴォアに転居してきた。アルプスの見える家に住み、自然に囲まれたフランスの田舎暮らしに適応中の日々。都会とはまた違ったナチュラルなフランス南東部の魅力を紹介していく。

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