クセが強くてクセになる、、、

公開日 : 2011年09月01日
最終更新 :

基本的にフランスの食材とかお料理と言うのは、一般的に濃い味が好まれます。

濃い味にさらに強めのニオイとかが加わると「クセが強い」ということになるんでしょうか。

私の個人的嗜好と体験に基づいて、「日本人にとって」クセが強いと考えられそうなものをいくつか考えてみました。

まずは、フォア・グラFoie Gras。私自身はフォア・グラかなり好きですが、フォア・グラ産地として知られるフランス南西部産のものを日本にお土産に持って帰ったら、残念ながらこ「生臭い」「おいしくない」「クセがある」と却下されてしまいました。慣れない味というのもクセとして感じられるのかもしれません。

しかし、フォア・グラのおいしさ発見のために気をつけたい点が2つ。まずはパンと食べるときは、日本のふかふかパンではなく、固めのかりっとしたパンのトーストしたものと食べるとよりおいしくなります。次に秋になって、果物のいちじくが出回る時期にはぜひいちじく(もちろん生のいちじくです)と一緒にご賞味を(写真のように)。結構クセになります。

foie gras.jpg

そして、アンドゥイユAndouilleもクセの強い食材かもしれません。初めて食べたときに半分でギブ・アップした記憶が頭から離れないだけかもしれませんが。。

アンドゥイユは豚の腸に豚の内臓をいろいろ詰めたもので、ソーセージ上になっていて切ると年輪みたいに詰め込まれた腸たちが見えるのが特徴です。ブルターニュ地方が特産地と言われています。シチューなどの煮込みに入れて調理したり、そのままソーセージみたいに食べたりします。

andouilles.jpg

さらにブダンBoudinというのもあるかもしれません。こちらは豚の腸に豚の血と脂を固めたものが詰めてあります。冬場にマッシュ・ポテトと一緒に食べると血に混ぜてある塩味とともになかなかの味ではありますが、「血、、、」と思って食べるとクセが強いと思う人もいるかもしれません。

boudin.jpg

そして臭いの方のクセで種類豊富なのはチーズ。わりとポピュラーなチーズも人によっては臭いと言うこともあるので、これは全く個人の好みによるところでしょう。それでもフランス人の間でも一般的に臭いのきつさで知られているチーズは、ブルゴーニュ地方のエポワスEpoissesでしょうか。とはいえ広く好まれているチーズなのでやはりクセが強いというのはクセになってしまうのかもしれません。

epoisses.jpg

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