ルポゾワール修道院へ・・・コロンビエール峠を超えて

公開日 : 2012年09月06日
最終更新 :
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この写真をとった翌日から、温度が下がり始めて秋になってしまいました。

毎朝の気温は10度くらい、薄いダウンジャケットが必要になるほどでしたが、今週末はお天気は回復しそうです。秋のご旅行には寒さの準備もお忘れなく。

Chartreuse du Reposoir シャルトル-ズ・ドゥ・ルポゾワール修道院を訪ねました。

アヌシーから52km、車で約1時間かかりました。

アヌシーから、ロブロッションチーズのふるさとと言われるThône トーヌの町を抜けて、

Les Aravis アラヴィ山脈のスキー場 Le Grand Bornand ル・グラン・ボルノン、Chinaillon シナイヨンに向かいます。 

夏の間は、スキー場は牛のアルパージュ(放牧地)となり、カウベルがカランコロンとあちらこちらから聞こえてきます。

冬に比べて観光客は少なく、ホテルもいろいろなカテゴリーで選択できて、見晴らしの良いレストランも多いので、山歩きや自転車がお好きな方には、ぜひおすすめしたい地方です。

山の上では、牛と一緒に農家も住まいを移して、放牧地で催乳してロブロッションチーズを作っているので、それを見学することもできます。夏の高原の自然な草をたくさん食べた牛のミルクから作る夏のチーズのおいしさを味わってくださいね。

ル・グラン・ボルノンから先は、道はどんどん登りが急になり、つづら折りの道がCol de la colombiere コル・ドゥ・ラ・コロンビエール(コロンビエール峠)まで続きます。

実は、この道は Tours de France(ツール・ドゥ・フランス)でもよく通過する場所として有名で、1960年からすでに20回もコースに選ばれていることを今回知りました。

峠の標高は1613m、ル・グラン・ボルノンから11,7kmの登り坂が続き、傾斜度は5,9%、最近自転車レースがあったようで、道には応援のための選手の名前がたくさん書かれていました。

雪が降ると翌年の春まで道は閉鎖されます。

コロンビエール峠から目的地のルポゾワール村までは、カーブの多い下り坂が16,3km続き、こちらの勾配は6.8%。右側通行なので、ガードレールもない道から深い谷を見ながらの運転で緊張しました。

村が近づくと、右側の谷の奥に僧院が見えてきます。

村に入って大きなレストランの前の木橋を右へ渡り、村を抜けていくと、Chartreuseの標識があります。

大きな池の手前に駐車場があり、そこから500m、ゆっくり登って僧院の入り口へ。

僧院の説明はカルメル会サイトでこちらから、ウィキペディアはこちらです。

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12世紀にシャルトル会の修道士がここに僧院を作ろうと住み始めたので、Chartreuse(シャルトル会の)という言葉が残っています。

20世紀になってから、カルメル会修道院となって今は20人くらいの修道女が祈りの生活をしているそうです。とても広い修道院で、回廊のある庭と教会を見学することができます。

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アヌシーの今週の話題

L'Ancilevienne ランシルヴィエンヌ (自転車とマラソンの二人組競技会)

9月9日日曜日 午前10時20分にマラソンランナーのスタート

二人でペアとなって、アヌシー湖を一周する競技会で、二人でマラソン、自転車と交代しながら走ります。今回は27回目で、参加チームは900、アヌシー・ル・ヴューの市役所前がスタートとゴール地点になっています。

この日を目指して訓練している人も多いようです。

21km地点で2時間15分、32km地点で3時間25分の通過時間が指定されていて、時間に間に合わないと走り続けることはできません。ゴール到着は、出発から5時間以内。走者の足に時間測定装置がつけられるそうです。

昨年のビデオを見たら、ペアの息はぴったりでした。

日曜日なので車でお出かけの方は、道が閉鎖されるので気をつけてください。

詳しい情報はこちらからどうぞ。

Bonlieu  ボンリューの2012/13シーズンが始まります。

今年はボンリュー劇場が改装工事のために使えないので、Haras アラ(昔の馬の品種改良所跡)を使ってのシーズンが始まります。

広い敷地に、レンガの建物があって、サーカステントのような劇場が設置されています。

そのためか、サーカスの出し物がたくさんあったり、馬を使ったスペクタクルがあったり。

プログラムを見ていたら、いろいろ楽しそうなものがありました。

もし、ご興味があったらこちらからどうぞ。

アラの写真はこちらです。

それでは、また来週。

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