1000kmを走りぬく犬ぞりレースが始まります。・・・ル・グランドオデッセ・サヴォア・モンブラン
フランス生まれの柴犬から新年のごあいさつを申し上げます。
国際畜犬連盟の規定する犬の品種グループには、ハスキー犬や日本犬は同じグループになっています。
4000年も前から人間と一緒に暮らしてきたと言われるハスキー犬は、フランスでも多く、耳や尾の特徴から、柴犬の遠い親戚に思えて、親しみを感じてしまいます。
ハスキー犬の人気もフランスでは高く、スポーツが好きな飼い主が一緒に山や森を走っている姿を時々見かけます。
そのハスキー犬が大活躍する国際的な犬ぞりレースが
2013年1月12日から23日まで、
ここオート・サヴォア県とお隣のサヴォア県の雪山で、開かれます。
Le Grande Odyssée Savoie Mont Blanc
ル・グランドオデッセ・サヴォア・モンブラン
1月13日 Les Carroz レキャロズ(オート・サヴォア県)からスタートです。
詳しくはこちらをどうぞ。
Videoというところをクリックすると、2013年大会の広報ビデオが見られます。
これから毎日の結果やレースの様子も見られるようなので、ぜひサイトの中を見てください。
http://www.grandeodyssee.com/fr/60/tv-lgo-news/
どのくらい厳しいレースか、というと
9行程の合計距離は1000km
全行程の上りの合計標高差は30000m(モンブランは4810m)
行程の70%はスキー場でない雪山道
行程の50%は夜
2晩 雪の中でビバーク(野営)
犬ぞりを指揮する人と14頭の犬でチームを作ります。
レースに出場できるのは、出発時に最大10頭のみ、到着時には8頭になってもいい、つまり、疲れたり、怪我した犬は2頭までチームから、チェックポイントで外すことができます。
参加は30チームなので、犬の参加総数は400頭を超えるそうです。
犬と人間が一緒に参加できるたったひとつのスポーツが、犬ぞりレースです。
人間も上り坂では、犬の負担を減らすために一緒に走り、下りでは、スキーヤーのようにカーブを上手に速いスピードで曲がらなければなりません。
平地ではペダルを踏むように、犬のやる気を起こさせるように声をかけながら、一体となって走り続けます。
犬ぞりの指揮する人には女性も多く、長い間の訓練がこの日のために続けられるそうです。
技術、体力、耐久力、速さ、敏捷性などが、人にも犬にも要求されます。
現地で一緒に犬と人を応援したくなってきますね。
レースのために来る観光客のために現地ではいろいろな準備がされているようです。
来年はぜひ、この犬ぞりレースを追いかける旅をいかがでしょうか。
最後はモンブラントンネルのイタリア側出口から撮ったグランドジョラスの写真をどうぞ。
青空に新年はよく似合いますね。
それでは、今年もどうぞよろしくお願いします。
また次回お目にかかりましょう。
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