アントワープの歴史的建物で世界を感じるメトロポリタン料理を。レストラン【Fiera】

公開日 : 2022年01月12日
最終更新 :

こんにちは。アントワープ特派員のマユミです。2022年最初の投稿です。本年もどうぞよろしくお願いします。
新型コロナウイルスの感染状況は年末年始以降、さらに悪化しています。3度目のワクチン接種も急ピッチで進められ、6才以上の子供も対象となりました。
さて、今回は少しおしゃれして出かけたい、先鋭的で美しい、それでいてベルギーらしさや歴史も感じられるレストラン「Fiera」を紹介します。新型コロナウイルスが収束したら、来訪ください。

■ Fiera

魅力溢れるレストランFiera。まずはお店の印象から紹介します。建物はアントワープの黄金時代を支えた、証券取引所Handelsbeurs Antwerpenの一角にあります。歴史を感じる重厚で美しい建物。改修工事を終え、モダンでコスモポリタンな雰囲気の内装も施されました。
Fieraは、ベルギー料理や素材を基本に、各国料理の影響を受けた料理を提供しています。訪問者を旅に連れ出し、ユニークな体験を提供することがコンセプトのレストランです。
ランチまたはディナーでの利用が一般的ですが、12:00~24:00まで営業しているので、ティータイムやバー利用だけも可能です。ちなみに冒頭の写真は美しいバースペースです。

住所
Lange Nieuwstraat 14, 2000 Antwerpen
電話
033692332
営業時間
火~日曜日 12~24時
休業日
月曜日

シェフはAndy De Cremer と Davide Mazzoniのふた人。世界中の活気ある都市からインスピレーションを受け、選び抜いた食材で自慢の料理を作ります。
Fieraに初めて訪れる人におすすめなのが「Tasteful Encounters(味わい深い出会い)」と名付けられたコース料理です。
夜、昼各2種類のコースが用意されています。
ディナー)
4品コース 65ユーロ
5品コース 79ユーロ
ランチ)
2品コース 39ユーロ
3品コース 49ユーロ
メニューは定期的に変わります。前菜、メイン、デザートの各カテゴリーから好みのものを選ぶスタイルです。
今回は、ディナーの4品コースを中心に紹介します。

前菜)USプライム牛のカルパッチョ 
味付けの中心はポン酢。日本人には馴染みのあるゆずの香りが広がり、とても食べやすかったです。牛肉は驚くほど薄く軽く、美しい盛りつけにうっとりしました。

ワイン)
ドリンクメニューは、世界中のお酒が豊富に揃っています。
ベルギーはビールの国ですが、最近はワイナリーができ、評判が良いので試してみたいなと思っていましたが、高級店でもベルギーワインを扱う店は少なく、あってもボトルのみという店が多いのです。Fieraではボトルはもちろん、グラスも数種類から選ぶことができ、好みを伝えてピッタリのワインを選んでもらうことができました。念願のベルギーワインはとてもおいしく、食事にもバッチリ合いました。

前菜2)アントワープのレストランでは、メニュー表示に調理法の説明がなく、材料名が羅列されているだけということがよくあります。今回のメニュー名も「Cauliflower coconut velouté - shells -spring onion - chervil」と、料理のイメージができませんでした。実際の料理には、蒸した貝類とフライがのったひと皿で、その場でスープが注がれるという演出でした。これがカリフラワーとココナッツのビロード。全体をスープに浸しながら、混ぜて食べるのですが、フライの中にはねぎが長いまま入っていて、驚きました。奇想天外なひと品。

メイン)大海老とホタテを軸にそのスープとズッキーニ、エシャロットのコンフィを泡状に仕立て、フレゴラという球状のパスタを合わせたもの。文句なしの美味しさ。

デザート)パネトーネにカボチャのソルベとチョコレートムースを組み合わせたひと品。全体にラムの風味づけがされていました。チョコレートムースがほろ苦く、大人のデザートでした。
以上が、今回私が食べた4品コースです。

最後に「Handelsbeurs by Night」を紹介します。これは地元アーティストによるライブ演奏と共に食事が楽しめる特別企画。不定期なので、興味ある方はサイトで確認して下さい。旅の日程と合致したら、貴重なタイミングであること間違いありません。Handelsbeursホールで演奏が行われ、それを取り囲むパティオ部分で食事を楽しみます。今回紹介したFieraはその延長線上にある配置です。

Handelsbeurs by Night
住所
Borzestraat 31, 2000 Antwerpen(Fieraとは入口が違います)

筆者

ベルギー特派員

マユミ・スティーブンス

ベルギー第2の都市アントワープに移住して4年目になりました。旅好きで、これまでに28カ国への滞在経験があります。

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