歴史や文化を肌で感じる 家のような「アッペンツェル博物館」

公開日 : 2015年12月16日
最終更新 :
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目抜通りHauptgasse(ハウプトガッセ)沿いにあるInformationの中に入口があります。

古い家を改築して作られたらしく、木の柱や壁が歴史を感じさせてくれます。

小さいながらも、刺繍、刺繍をあしらった衣装、ワッペン(紋章・旗)、木製の台所用品、銅製の調理器具や鉄製の道具、紙や木などに描かれた農家の人々がモチーフの絵画など見所は盛りだくさん。

エレベーターで最上階(6階)まで行くのもいいのですが、吹き抜けの階段や、踊り場の近辺に展示されている看板などを見ながら階段の上り下りも楽しいです。

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いろいろな道具を使って型を作成する様子。

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ここにも、州旗でお馴染みの熊が。

こんな賑々しいデザインの家具も。

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山の家に映えそうな彩りです。

刺繍をする女性の人形と作品。

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のんびりした、やさしい気持ちが伝わってきました。

細い糸で一針一針・・・

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この手作業は当時の女性の仕事・役割でした。

こんな繊細で上品な作品も。

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刺繍がほどこされた民族衣装。

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エレガントですね。

男性用と女性用の衣装も。

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アッペンツェルでは、白、黒、金、赤、黄色、鮮やかな青がよく使われています。

アッペンツェルの伝統衣装を着た男性。

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赤と黄色と白と黒。

アッペンツェルの四季がうかがえる絵の数々。

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全部欲しくなりました。

どの階も見応えのある作品が並んでいますが、中でも特に印象深かったは刺繍です。

山に咲く小さな花がモチーフの刺繍は繊細で、やさしくて、少し儚くて、ハンカチなどに欲しいと思うほどでした。

あと、私が魅了されたのはアッペンツェルの衣装を身にまとった人々をモチーフにした絵やワッペンでしょうか。

紙だけでなく皮や布、そして木に描かれた絵の色があせているからこそ、歴史や温かさを感じる仕上がりになっているように感じました。

10分で一周できるくらい小さい博物館ですが、展示品の細部まで見ているとあっという間に時が経ってしまうようなところです。

Museum Appenzell アッペンツェル博物館

<行き方>

Appenzell BahnenのAppenzell駅から徒歩約5分

<住所>

Hauptgasse 4, 9050 Appenzell

<電話番号>

071 788 96 31

<開館>

11月2日から3月31日まで

火曜〜土曜:14:00-17:00

4月1日から11月1日まで

毎日:10:00-12:00, 14:00-17:00

<休館>

11月2日から3月31日までの月曜日

12月25日、1月1日

<料金>

大人 7CHF(約870円)

(2015年12月8日現在 1CHF=約124円)

<訪問・写真撮影>

2015年11月24日 *了承を得て写真撮影しています

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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