アッペンツェルの白いソーセージSiedwurst、熱々の「茹でたて」をどうぞ!

公開日 : 2016年02月29日
最終更新 :

アッペンツェル・インナーローデンとアッペンツェル・アウサーローデン、そしてお隣ザンクト・ガレン周辺の特産品(?)のひとつ、Siedwurst(シートゥヴルスト)。

細挽きにした牛肉、豚肉や仔牛の肉に塩こしょう、唐辛子と玉ねぎ、そしてキャラウェイとガーリックで風味付けされているのが特徴です。

牛の腸に詰まったソーセージが2本つながった状態で売られていることが多く、アッペンツェル・アウサーローデンの店頭ではそのうちの50%くらいが生。

アッペンツェル・アウサーローデンのスーパーマーケットMigros(ミグロ)で見たSiedwurst。生です。

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ミグロでパックされたものもありました。

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チューリッヒでも、このパックされたものは店頭に並んでいます。

これはチューリッヒのCoop(コープ)で見た、生のSiedwurst。

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例に洩れず、2本で1パック。

SiedwurstのSiedは「sieden=茹でる」から来ていて、軽く茹でて食べるのが一般的。

焼かないで茹でるだけのソーセージだなんて、お手軽で簡単!

70度くらいのお湯で30〜25分くらい茹でるのですが、お湯を沸騰させないのがコツです。

途中で裏返しにすると、まんべんなく熱が通り、しっかり温められます。

なんて、エラそうなことを言っていた矢先に・・・すみません・・・

さっき「お手軽で簡単!」なんて言っておいて、今日にかぎって失敗しました。

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大爆発!

(写真がボケているのは、カメラが気を使ってモザイクみたいにしてくれたのでしょう)

まぁ、爆発しても味は同じ。気を取り直していただきます。

皮はちゃんとはがして食べます。

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皮が大好きな私でも、噛み切れないくらいの厚さと堅さです。

この皮のはがし方、伝統を重んずる(?)アッペンツェルの人々の間では議論が今だになされていて、

「ソーセージをスライスしていって、その都度はがすんだ」

「いやいや、先っちょを切って、そこから絞り出すように押し出すんだ!」

と熱い(?)戦いが、熱いソーセージの前で繰り広げられているそうです。

その上、「美味しいソーセージにマスタードは必要ない」と言われているとか。

私は、粒マスターとをたっぷりつけて食べるのが好きですが、たしかに、ガーリックとキャラウェイの香りを楽しみたいならマスタードなしでもいいかも?

アッペンツェル地方のレストランでも普通にメニューにありますので、どうぞお試しください!

ちなみに、お肉屋さんで買うSiedwurstはスーパーのより断然美味しいです。

<値段>

Migros(生・240g)Fr. 4.90

Migros(パック・260g)Fr. 4.60

Coop(パック・240g)Fr. 5.40

(2016年2月28日現在 100円=約114.07スイスフラン)

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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