アッペンツェルの地元感が漂うお祭りChölbi(ホォルビ)
常に観光客が目抜通りをのんびり歩き、最大のイベントともいえる青空議会では地元民と観光客が溢れるアッペンツェル。
今回ご紹介するのは、地元の人たちの手で催される小さなお祭りChölbi(ホェルビ)です。
こぢんまりした町の小さな道にいろいろなスタンドが出店して、綿あめ、ソフトクリーム、焼き菓子、揚げたてドーナツ、チョコレート、はちみつ、おもちゃ、風船、路上でのゲームや射撃、手作りの小物や衣類、バッグなどが販売されているのですが、すべて手作り感と地元感が漂います。
老夫婦、孫をつれたおじいちゃんやおばあちゃん、子供づれの若い夫婦、車椅子に乗るご老人を乗せた若者たちなどが、それぞれのペースで、思い思いにのんびり品物を見たり、お店の人とおしゃべりをしながら次のお店へと移動していました。
土曜日、日曜日、月曜日の3日間開催されるこのお祭り。
週末は混雑していたので月曜日もでかけたら、かなりすいていました。
市庁舎の入り口にもお店が。
古い町並みに、決して最新とはいえないおもちゃやグッズが並んでいるのを見ると、「何を楽しみ、何を大切にするのか」を問われた気がしました。
アッペンツェルの牛たちが展示されていました。
「この牛を一頭買うよ!」という声を期待していたのですが、今回は遭遇できず。
チューリッヒなど都会で開催されるお祭りもそれぞれ特徴と風情があり楽しめますが、たまには小さな町の小さなお祭りにも足を運ばれてはいかがでしょうか?
毎年9月の土日月に開催されます。
次回は2017年9月23日(土)、24日(日)、25日(月)の予定です。
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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