アッペンツェル産の珍しい貴重なワイン
スイス東部のアッペンツェル地方は、ハイキングにはもってこいのなだらかな丘と、晴れの日は刺すような太陽の光で有名です。
でも、イタリア側(南)やフランス側(西)と比べて東部はワイン用の葡萄がすくすく育つには日照時間も量も少ないのが現状。
今回は、そんなアッペンツェルの山に建てられたワイナリー Schmid Weltk(シュミット・ヴェトリ)をご紹介します。
チューリッヒで毎年11月に開催される、船上でのワイン試飲会「EXPOVINA」に、このワイナリーが出店しているので出かけてきました。
厳密に言うと、このワイナリーがあるのはBerneck(ベルネック)というザンクト・ガレンやボーデン湖に近いところ。
ワイン畑は、Berneckの西にあるObereggという山にあります。
扱っているワインのうち5種類が「Appenzeller Weine(アッペンツェルのワイン)」とうたっているものです。
今回は、欠品中の1種類をのぞき、4種類を試飲してきました。
まずは、「Innerrhodenwy(インナーローデンヴィー)」。
「Wy」はスイスドイツ語で「Wein(ヴァイン)=ワイン」。
ラベルには、アッペンツェル準州のシンボルのクマがいます。
お味は、とにかくさっぱりした辛口で、食前酒でもいけそうな風味でした。
次は、「Landsgmendwy(ランズグメンドヴィー)」。
これも、とにかくさっぱりした辛口なのですが、スパイスのような香りが特徴的でした。
そして、次は、発泡ワインの「Schaumwein(シャウムヴァイン)」。
薄いピンクで、発泡が強くも弱くもなく、辛口なのですが香りは甘いタイプでした。
白系が終わり、最後は赤ワインの「Wienachtswy(ヴィーナハツヴィー)」。
「Wienachts」はスイスドイツ語で「Weihrnachts(ヴァイナハツ=クリスマス)。
軽くて、あっさりしたタイプでした。
アッペンツェルに住んでいるし、スタンドでの試飲ではなく自宅でゆっくり何かを食べながら味わいたかったので、これらを合計6本オーダーしました。
ワインのお供は何にしましょう。
クセの強いアッペンツェルのチーズか、しっとりしたアッペンツェルの干し肉か・・・楽しい悩みです。
好みだと確信したら、アッペンツェルからのお土産として家族や友人知人にプレゼントしたいと思います。
< Schmid Wetli >
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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