2019年のアッペンツェルは5月末でも最高気温10度、最低気温1度
肌寒い日々が続いているアッペンツェルでは、ロングブーツとダウンジャケットがまだまだ欠かせません。
電気の暖房器具がない我が家では、暖炉に薪をせっせとくべては暖をとっています。
暖炉で発生した熱が、地下に設置されてある巨大タンクに貯められた水を90度まで温め、それが蛇口から出てくるお湯にもなり、家の東側と北側に設置されているパイプを流れ部屋を暖めてくれる仕組み。
スイスではあまり「衣替え」という言葉を聞いたことがなく、たいていの家庭ではクローゼットの中に夏冬の服が入っていて、その日の気温に合わせて服を選びます。
チューリッヒにいた2年間でも、夏にダウンジャケットが欲しくなったことはありましたが、アッペンツェルでの頻度は比べ物にならなくて、5月から9月の間に家の中でダウンを羽織ることもしばしばでした・・・
この5月は、家の中でも外でも、ほぼ毎日ダウンのお世話になっていました。
なるほど、衣替えは横着だからしないのではなく、いつなんどき冬服が必要になるのかわからないからなのだな、と今年しみじみ感じています。
普通は1日に1回火を焚けばいいのですが、5月末なのに2回も焚きました。
天気予報によると、6月からは紫外線10(11段階で11が一番強い)、気温も最高26度との予想・・・庭仕事がまだできていないので、庭に苗を20以上植えなくてはならないんですけど、予報通りだと暑くて厳しいかもしれません。
雪が大好きなウチの猫も、暖炉の前で丸くなっています。
去年(2018年)の今頃は、庭のバラが咲き乱れていました。
今年(2019年)は緑の小さな硬い蕾がちらほら、くらいです。
暖かくなって庭を綺麗に整えた暁には、ここでまたご報告したいと思います。
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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