スイスの国民的ソーセージ「セルベラ」の切り方と焼き方

公開日 : 2019年07月31日
最終更新 :

スイスの国民的ソーセージとして国からも認定されている「セルベラ」(Cervela)。

地域や国によって原材料が違うとも言われていますが、大体は、牛肉、豚肉、ベーコンからできていて、2本1組で販売されています。

お値段は、2本で3フランから6フラン(約350円から650円)。

スイス人の大好物で、年間約1億6000万個のセルベラが生産され、一人当たり年間25個も食べているという統計が出ています。

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我が家では、夫とざっと計算したところ最低15本を自宅で、最低3本を外で(レストランやグリル)で消費しています。おおお・・・

生で食べるときは薄皮を剥いてスライスし、これまたスライスしたチーズとピクルス、マヨネーズと混ぜていただく「ヴルスト・ケーゼ・サラート(Wurst Käse Salat、ソーセージとチーズのサラダ)が大人気。

夏は、庭でグリル(日本でいうBBQ)をするときの主役はこのセルベラで、硬くて小さい丸いパン、ビュルリブロート(Bürli Brot)と一緒にいただくのが定番です。

さて、グリルするときに必須なのは、セルベラに少し切り込みを入れること。

日本ではタコさんウインナがお馴染みですが、切り込みを入れることで破裂を防ぎ、火が通り、見た目も可愛くなります。

スイスでは、セルベラのハジに2回切り込みを入れ、4本の足を作るのが人気だそう。

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スイス大好き!スイス人であることが誇り!の夫は、ハジに9つの切り込みを入れるのだ、と自慢しています。

こんな感じ。

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そして、表面には、「ごくごく浅く」斜めに2方向切り込みを入れます。

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夫が横から「深すぎる!」とうるさいです。

さて、庭に設置した簡易グリルで早速焼き始めます。

ビールを飲んで、庭の掃除なんかをしていたら、うっかり焦がしてしまいました・・・

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まったくもって、いい見本とは程遠い写真になりましたが、楽しい夏は細かいことは気にしない、ということで(笑)

これに、つぶつぶマスタードをつけていただきます。

スイス国内のレストランや屋台、小さな出店など、いたるところで見かけるメニューなので、スイスにお越しの際はぜひお味見いただけたらと思います。

日本にはあるのでしょうか?

アメリカに住む義兄ファミリーは「スイスのチーズとセルベラだけは手に入らないから、そのためだけにでも帰国したい」と熱望するほどなので、スイスの心の故郷なのかもしれません。

ぜひお試しください!

筆者

スイス特派員

ヘス 順子

スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。

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