アッペンツェルに雪が降りました
11月に引き続き、曇り空の多い2019年12月のアッペンツェル地方。
マイナス気温が0度の日が続き、「いつ雪は降るんだ?」と毎日天気予報を見ていましたが、なかなか降る気配がありませんでした。
2018年の11月下旬には10cmほど積もって銀世界だったこともあり、今年の冬は暖かいのかな、と思っていた時。
降りました!
おそらく3cmくらい積もっていると思いますが、気温が低いため雪が解けず、銀世界になっています。
太陽はすっかり隠れて、とにかくグレーのどんよりした空。
こんな光さえ「後光が差してる!」とありがたがってしまう始末。
空が暗いと心もどんよりしがちですが、モミの木に積もった雪を見たら気分が上がります。
おもちゃみたい!
助手席からの景色はこんな感じ。
空が少し明るくなってきてるし、道路には雪が積もってないし、雪景色というほど大雪じゃないし、ちょっとした初冬のワンシーン、と言ったところでしょうか。
雪がさほど積もっておらず、風も吹いておらず、穏やかではあるけれどとにかく寒い!
湿度が低いから、体感気温はさらに低く感じます。
そんな時、よく見かけるのがこれ。
鉄製?の中華鍋みたいな器に、薪をじゃんじゃんくべて、火を起こしたものです。
人々がその周りを囲って団欒したり、ホットワインを片手に暖を取りに来たり、憩いの場とでもいいましょうか。
これは直径1mくらいの小さめなタイプですが、大きいものと言ってもせいぜい1.5mくらい。
日本の囲炉裏のように、周りに串に刺した食べ物を焼いたり炙ったり、は見たことがありません。
できるんじゃないか!?と、今は虎視眈々とチャンスを狙っています。
別のタイプだと、四角い柱のような形になっていて、中に薪を入れて火を起こすタイプもあります。
その鉄(?)の切り方が様々で、ただの丸や四角のこともあれば、牛や花や星などを形どったものもあり、デザインを見るだけでも楽しめます。
寒くて暗い空間に、静かに強く燃える炎は少し幻想的。
唯一の心配は、火の粉が木造家屋に飛んで火事にならないのか?ということ。
あまり聞いたことがないので大丈夫なのでしょうか、慣れない私は、火を楽しむと同時にハラハラして、心も体も冷え切ることがありません。
<今回の一言>
最近の気温
最高8度、最低マイナス4度
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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