スイスのロックダウン アッペンツェルの5月
今日はメイ・デー。
本来なら大きなデモが行われる大都市と違い、毎年静かなアッペンツェルは、新型コロナの影響でさらに静かです。
4月27日に再開した各サービスは、美容室、床屋、美容サロン、マッサージサロン、一般診療所、病院、ガーデニング用品店、花屋、ホームセンター。
私の知り合いなどから聞いたところだと、人々が大喜びして予約に走ったのが美容室だとか!
男性も女性も髪を整えてもらってさっぱりした、とあちこちから聞きました。
自分でザクザク髪を切っている自分が恥ずかしくなったのはさておき。
私が住んでいる周辺で客足が目立ったのは、ガーデニング用品店とホームセンターでした。
ホームオフィスが浸透しているため、多くの人たちが自宅にいます。
子供達も自宅にいます。
ずっといます。
お天気は春の陽気が漂い始め、人々は太陽を求めてはベランダや庭へ出ようとします。
そして、通常なら週末しか時間がないのに、ロックダウン中の今は時間も体力もたっぷりあるので、いつも以上に雑草を熱心にむしり、剪定をしています。(私もその一人ですが・・・。)
そんなタイミングで園芸品店やホームセンターがオープンしたため、大量の土(一袋20Lや30Lのを10袋とか)、庭に植える花、タネ、肥料、ナメクジ除け(すごく大切)などを買っているご近所さんと会うわ、会うわ。
私はまだ苗を買っていませんが、庭の植物がぐんぐん元気に大きくなって来たので、つい庭に出ては「あそこにあの花を植えよう」とか「あそこにはあのタネをまこう」と妄想しては日向ぼっこ。
5月11日にはロックダウン第二段階に入ります。
3月中旬から始まったロックダウンに慣れて居心地よくなっている人もいれば、いろいろな理由でもう限界!という人もいますが、共通するのは「春が来てくれた、よかった」という安堵感でしょうか。
これからアッペンツェルの春を楽しみたいと思います。
*状況が状況のため、店頭や街頭など人物が写り込む写真撮影はしませんでした。
筆者
スイス特派員
ヘス 順子
スイス東部のアッペンツェルに住んでいます。日本とスイスの橋渡しになるような仕事をし、それを深めていきたいです。
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