海のないカザフスタンで楽しめる 水上の旅はいかがですか?
厳寒の冬とは一転、夏は最高気温が30℃を超える日がつづく、カザフの首都アスタナ。
緑あふれる中央公園やBBQ、美しい湖畔バラボエなど、過ごし方は人それぞれ。夏真
っ盛りの首都の日(7月6日)には、市内様々なところで沢山のイベントがひらかれます。
そんなカザフには海がありません。けれど、アスタナには街を縦断するイシム川を、シ
ルクロードの風を感じながらゆったりクルーズできるオススメの川あそびがあるのです。
週末は多くの家族連れや観光客で賑わう"イシム川クルーズ"は1クール45分。15分間隔
で出航する遊覧船はたったの700テンゲ(日本円で約500円)で楽しむことができます。
船は5種類。それぞれ内装が異なりますが、いずれも船内でソフトドリンクやアルコー
ル、スナック等を買うことも。料金は乗船後にまわってくるスタッフに支払いましょう。
さぁ、皆さん準備はできましたか?澄んだ大空に響く大きな汽笛とともに、いざ出航☆
パステルカラーで彩られた欧州風のお洒落なマンションを左手にゆっくり滑り出します。
黒川紀章の新都市計画は「左岸(新市街)と右岸(旧市街)の調和と融合」なのですが、
往きはその逆で右岸が新市街、左岸が旧市街。そのため船内どちら側に座っても大丈夫。
一つ目の橋「カラオトゥケル」はカザフ語で"一番橋"といって、2010年に改築された新
しい橋です。自動車が沢山通るからなのか、地元の方から"自動車橋"とも呼ばれてます。
橋を過ぎると左手に高級住宅街。富裕層たちがワイン片手に談笑する姿や、右手のひろ
い公園では、地元の子供たちがアクロバティックに川の中へダイブする姿が見られます。
さて、すれ違う遊覧船に手を振りながら2つ目の橋をくぐりぬけ、アメリカのホワイト
ハウスに似せたという大統領官邸辺りで折り返し。近くで見るととっても大きいですよ。
復路はデッキに出たり写真撮影したりする方が多いのですが、イシム川の流れはゆるや
かでほとんど揺れないので、時間を忘れてボーっと景色を眺めるのも楽しみ方のひとつ。
最後に、旧市街で一際目立つ3本の大きなマンションの前で再びUターンです。これら
は四角い形状から冷蔵庫ビルと呼ばれています。夜のライトアップはとっても綺麗です。
ここで水上の旅はおしまい。クルージングは春から秋の間だけで、冬は水面が凍りスケ
ートリンクになります。イシム川は季節毎にいろいろな楽しみ方を与えてくれるのです。
クルーザーに掲げられた、自由と力強さを表すカザフの国旗もなんだか誇らしげですね。
【Esil River】
営業時間:12:00~21:00 (毎日)
営業期間:5月中旬~10月下旬
乗船料:大人 700テンゲ、子供(7~16歳) 350テンゲ、7歳未満の子供 無料
イシム川:北極海へ抜けるカザフ7大河川のうちの一つ、延長2,450km
HP:http://astana-bayterek.kz/
参考(アスタナ市HP):http://www.astana.kz/en/modules/material/1022
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