中央アジア最大の白亜のモスクがアスタナに☆

公開日 : 2013年10月14日
最終更新 :

カザフスタンには様々な宗教が存在しますが7割がイスラム教、3割がキリスト教です。

さすがに豚を食べる方は少ないものの、宗教が禁じられていたソ連時代の名残もあるか

らか、お酒にはオープンな世俗国家です。アスタナにもお洒落なバーが沢山ありますよ。

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そんなアスタナに2012年7月、中央アジア最大という白亜のモスクが完成!パチパチ

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その名も「ハズレット・スルタン」(Khazret Sultan、Sultanは王朝の支配者の称号)

11ヘクタールの敷地の周囲には、アザーン(礼拝時刻)を告げるための高さ77メートル

にもおよぶミナレット(尖塔)が4本あり、中の礼拝所には礼拝者5千人の収納が可能。

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入口は数か所あって北側が正面です。独立宮殿からだとぐるっと反対側へ回り込みます。

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ということで早速中に入ってみましょう☆

靴は脱いだら入ってすぐ右奥の靴箱に入れます。通常は最初に地下の洗い場で手足を清

めるのですが、私達観光客には求められません。けれどせっかくなので洗ってみました。

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1階奥が最も大きなホールになります。中央礼拝スペースは男性のみです(女性は3階)

モスク内では女性はスカーフ必須になりますが無い場合はガウンを貸出してくれますよ。 

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教会だとキリスト像がありますが偶像崇拝を禁じるイスラム教に聖者の像はないのです。

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天井にはとってもキレイな幾何学模様の装飾。

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どの場所も写真撮影は大丈夫ですが、お祈りしている方々や荘厳さへの配慮を忘れずに。

中央奧の壁にはミフラーブ(聖がん)と呼ばれる窪みがあります。これはメッカの方角

に向けられているもの。モスクが礼拝の場であることをあらためて感じさせられますね。

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1階右側にコーラン(聖典)を読み上げるイマーム(指導者)がいました。10分程です

が、見よう見まねで説法を受けたらコインでいいのでお布施しましょう(もちろん任意)

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この地にイスラム教が伝わったのは7~12世紀。今は約7割がムスリムです。カザフは

中央アジアの中で最も文化的にヨーロッパ化された国だと言われお酒も楽しむ世俗国家。

以前ナザルバエフ大統領も、「わが国は政教分離の下、国民にイスラムの戒律を押しつ

けることはしない。われわれは宗教家ではなく"遊牧民"なのだ」と言っていたそうです。

確かにこの国の方々と接すると、どちらかと言えばシャマニズムや自然崇拝の考えを感

じます。遊牧民スピリットが造りあげた白亜のミチェーツィ、ぜひお立ち寄りください。

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【ハズレット・スルタン(Khazret Sultan)】

住所:р. Кошкарбаева, уг. ул. Тауелсиздик Астана

連絡先:+7 7172 42 23 33

開館日:年中無休

入場料:無料

HP:http://www.muslim.kz/kk/virtual-tour

(10月お題"わたしの街のベストショット")

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