アルマティの地下鉄には青色のモンスターがいる...かもしれません☆
今年も早いものであと10日。冷戦時代、ソ連諸国ではクリスマスは西側のお祭りとして
禁止されてましたが、そのかわり皆が楽しみにしているのが『ス・ノービム・ゴーダム』
新年は盛大な打上花火だけでなく、各家庭もツリーやシャンパンなどで朝まで祝います。
そんな年の瀬に、アスタナから南へ約1200km。旧首都のアルマティに行ってきました。
今回は歳末の特別編として、2011年12月に開業したての地下鉄の魅力をお届けします。
皆さんは「地下鉄に魅力??」とお思いかもしれませんが、モスクワの地下鉄が美術館
や宮殿の様な雰囲気をもつように、旧ソ連の一員だったカザフも期待を裏切らないハズ。
見て下さいこの入口!ロゴがどことなくモンスターズインクぽくて期待が膨らみます(笑
駅スタッフが身につけているコスチュームもやはりアミューズメントパーク仕様。まる
でどこかの夢の国で流通しているような、プラスチック製の黄色いコインを貰います☆
料金はどこまで乗っても80テンゲ(50円弱)。コインはこの自動改札に投入しましょう。
ジベック・ジョル(Жібек Жолы)駅はホーム迄ながーいエスカレ−ターで向かいます。
大江戸線のように地中深くなのは、都市伝説で言われる核シェルターのためでしょうか。
駅ホームは、モダンさと中央アジア伝統美の融合を感じさせるデザインになってました。
待ち時間も、壁面にお洒落なイメージビデオが投影されているので意外と退屈しません。
到着したのは青いモンスターのサリー...ではなく、韓国の現代『ロテム』製車両でした。
運行時間は6:30~23:30。朝夕はラッシュを感じさせる混み具合ですが、それ以外は余
り混まないようです。そうそう、カザフでは女性に席を譲る習慣があるのでお忘れなく。
3路線全線が完成すると総延長45km(現在はまだ1路線7駅)。そんな各駅はそれぞれ
テーマを持っています。例えばアルマティ(Алматы、意味:リンゴの里)駅はリンゴ。
カザフ・ドラマ劇場前にあるドラムチアトル・アウエゾヴァ(драмтеатр ауэзова)
駅には、劇場でよく上演されている、偉大な王様にまつわる有名な伝説を描いた壁画が。
そして、日本でもよくニュースになり、先月若田さんが宇宙へ飛び立った「バーヌール
宇宙基地」をテーマとしたバイコヌール(Байконур)駅は、宇宙船の内部をイメージ。
アルマティの地下鉄は、中央アジアではウズベキスタンに次ぐ2番目の地下鉄路線です。
ちなみに建設期間は1988年の着工開始以来なんと23年!ソ連崩壊後モスクワの基金も
破綻し、2003年まで工事が休止されていたとのこと。開通式は盛り上がったでしょうね。
日本とアスタナ間の最短ルートはアルマティを経由します。もし余裕があればぜひアル
マティにも滞在し、日本のそれとは一風変わった地下鉄の魅力をお楽しみくださいね☆
【КГП «Метрополитен»】
Address:город Алматы、 ул. Панфилова 84.
Phone:8(727) 271-49-49、 271-82-21
Hours:6:30-23:30
Web:http://metroalmaty.kz/
http://urbanrail.net/as/alma/almaty.htm
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