旧ソ連のバスルームで体験できる ちょっと不思議な健康法☆
カザフは長い間ソ連の統治下にあったため、色々なところにロシアの文化が見られます。
例えば言葉はカザフ語とともにロシア語も公用語だったり、ボルシチやシャシリクなど
ロシア料理が食卓に並んだり。クリスマスツリーに似たヨールカもその内の一つですね。
そんなカザフスタンの首都アスタナでバスルームと聞いてまず思い浮かぶのが、バーニ
ャ(Баня)と呼ばれるサウナです。これを裏庭にそなえる家庭もめずらしくありません。
バーニャとはロシアの伝統的な蒸し風呂のことで、寒い冬の季節には特に重宝されます。
そこで今回アスタナ特派員が潜入したのは、アスタナ随一と言われるおおきなバーニャ
施設「バーニャ・ケレメット」(Баня Керемет)。前に紹介したメガのおとなりです。
駐車場にはいつもたくさんの車。週末はおおくの市民でにぎわう人気なバーニャで、入
るとこんな感じの開放的なホールがお出迎え。右側が女性用、左側が男性用となります。
冬は左手クロークでコートを預け、右奧にある料金所(KACCA)で入場料を支払いまし
ょう。料金は3時間につき1200~1500テンゲ。日本円で700~900円程度でしょうか。
さて、ここで少しバーニャの説明を。日本のサウナとは楽しみ方がだいぶことなります。
日本のサウナは、湿度が10~15%と低く乾燥しているのが特徴ですが、ここでは絶えず
蒸気を発生させるので、湿度80%以上という湿った空気の中で発汗浴を楽しむのが特徴。
バーニャでは樫の小枝を重ねたヴェーニクを使って体中を叩きます。体が真っ赤になる
まで友達と叩き合って血行を促進させた後、ザバーっと冷水を頭から浴びるのが上級者。
また、サウナでは皆さんフェルト素材の帽子を被ります。帽子はサウナの熱さから頭を
守るためのもので、バスタオルにフェルト帽を被るというシュールな姿で行き来します。
あとサンダルを忘れずに。バスタオルは借りられるけど自分で持ってきた方がいいかも。
ケレメットにはロシア式のほかフィンランド式、プール、レストラン、ビリヤードなど
があります。ちなみに日本の友だちは、文庫本を手に毎週通っているほどのハマリぶり。
内部の写真は公開できませんが、中々体験できないバーニャ。ぜひ一度はお試しあれ☆
【Баня Керемет】
Address: Astana, 19 Turan Avenue
Phone: 8 (7172) 79 18 00
Hours: 10:00~22:00(Mon~Fri), 9:00~22:00(Sat), 8:00~22:00(Sun)
Website: http://virtualtour.kz/ru/Astana/39#panorama_39
(3月お題"バスルーム&洗面台")
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