カザフスタンの通貨事情 キュートな図柄はお土産に☆

公開日 : 2014年12月01日
最終更新 :

海外旅行で戸惑うのが現地通貨への両替。とくに多くの日本人には「テンゲてなに?」

だと思うので、今回はカザフスタンでの通貨事情やテンゲ紙幣の種類などを紹介します。

写真のように、この国の貨幣はとってもカラフル。千テンゲの図柄は実にキュートです。

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まずは両替事情について。アスタナで両替できるのは米ドルやユーロ、露ルーブルくら

いなので、日本からは米ドルを持参しましょう。物価は日本よりすこし安いくらいです。

交換レートは、1米ドル=約180テンゲ、1テンゲ=約0.65円(2014年12月1日現在)

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両替は空港、銀行、ホテル等で出来ます。空港の治安も問題なく市中の両替所の方が若

干レートが良いけれど、先にチェックイン予定ならホテルでの両替が安心かつ便利です。

お金はなるべく細かくしてもらいましょう。タクシーや小さなお土産屋さんでは「お釣

りがない」と言われることもしばしば。常に千テンゲを数枚キープしておきたいところ。

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最近はほとんどのスーパーやレストランでMASTERやVISA等の主要なカードを使えます

が残念ながらJCBは不可。トラベラーズチェックも利用できないと思ってよいでしょう。

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もちろんショッピングモールなど市内各所にあるATMではテンゲやドルをキャッシング

できます。テンゲは基本的にカザフや近隣国以外で両替できないのでご利用は計画的に。

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さてさて、それではテンゲ紙幣(Tenge)について紹介します。テンゲとはカザフ語で

天秤や釣り合いを意味していて、大元の語源は中国語のテンセ(Tengse)なのだとか。

まずは最小の200テンゲ。表はフェニックスの心臓「バイテレク」。他の紙幣も同じです。

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200テンゲには男鹿、500はアンテロープ、1000はラクダ、2000には雄牛の紋が刻印。

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1000テンゲはタクシーで必須の一枚です。重宝するので財布に数枚常備しときましょう。

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グリーンの2000テンゲ。裏面の動物は中央アジアに生息する絶滅危惧種のサイガ。サイ

ガは過酷な夏冬を生き抜くために、口を覆う大きなこぶのついた鼻が自在に膨らみます。

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さあまたしても現れました!鼻筋が広く丸い小さな耳に丸い顔という伝説の動物ゆきひ

ょう君。日本では北は旭山動物園、都心だと多摩動物園など23頭が元気に暮らしてます。

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そしてこれがテンゲの王様。日本でいうと聖徳太子や諭吉さん。流石高級感漂います。鳩

のマークは平和の象徴で、イーグル冠した塔は独立宮殿前に聳え立つモニュメントです。

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裏側は米国のホワイトハウスをイスラミックにアレンジした風格ある大統領府「アクオル

ダ」。ほかにはピラミットの図柄や当時中央銀行総裁だったマルチェンコ氏のサインも。

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それではここでアスタナ特派員一押しの可愛らしいお札を紹介します。それ程多くは流

通していないレアな逸品なので、見つけたらとっておきましょう。そのお札とはこちら!

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どうですこの一見ほのぼのとしつつけれどしなやかな上質感ただようアートなデザイン。

馬にまたがった兵隊が棒に吊しているのは握り飯?蜂の巣?そして馬の前足の上品かつ

しなやかさや自信に満ちあふれた背筋にも要注目です!しかもその表面もまたスゴイ!

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存在感溢れるその顔は将軍クルテギンという、カザフの歴史上政治的な活躍も著しかっ

た英雄です。ちなみに兵隊さんたちはカザフ南部のタムガリ岩絵。とても神秘的ですね。

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紙幣は時に世相を敏感に反映しますが、この国の紙幣はとってもカラフル。2017年に万

博とユニバーシアードを控え、2022年冬季五輪に王手を掛ける前途明るいカザフスタン。

買い物で並ぶ際、是非お札に描かれたカザフならではのデザインもお楽しみくださいね☆

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