アスタナで一番旨い!と評判の珈琲ワゴンは零下40℃でも営業中☆
アスタナでは夏になると多くのカフェやレストランがテラス席を屋外に設置します。短
い夏を存分に楽しもうと、午後の珈琲を飲みながらシーシャする風景をよく目にします。
アスタナの夏は気温が常時30℃ですが乾燥しているため日陰はとても心地よいのです。
そんなアスタナでは夏になると、どこからともなく移動式珈琲ワゴン車があらわれます。
中でもここアスタナに駐在する外国人たちが皆口をそろえて、「アスタナで一番おいし
い珈琲を入れてくれる」という評判のお店がこちら。その名も「NURBA'S ESPRESSO」
NURBAとはオーナーのヌルブラットさんの愛称で、Nurは輝きBulatは鉄を意味します。
名前は「輝く鉄」というワイルドな感じですが、実際はとても気さくなジェントルマン。
英語も堪能でとても親切に対応してくれます。ヌルバさんのエプロンには彼の入れる珈
琲へのリスペクトと友好の証として、様々な国の友人から送られたバッチが見られます。
こちらがメニュー表。アメリカンは450テンゲ(約230円)、カフェラテは500テンゲ。
珈琲豆はコロンビアのアラビカ種をはじめ南米やアフリカ諸国から輸入し、ここアスタ
ナで焙煎しています。もっとも気をつけていることは、焙煎のタイプとブレンドの手法。
ローカルは口当たりの軽いソフトブレンドを好み、外国人は深煎りブレンドを好むため、
試行錯誤の結果オイリーで超深煎り、後味香るイタリアン・ローストに行き着きました。
コロンビアのアラビカ種はキロ約1万テンゲとやや高額ですが、ヌルバさんは、ローカ
ルを含む外国人のお客さんにとって最良のブレンドであると確信しているとのことです。
実はお洒落なカフェが増え続けるここアスタナに本格的な焙煎珈琲が導入されたのはこ
こ6、7年前。それまではネスカフェを始めとするインスタントのみ流通していました。
これを変えたのが伊企業ダン・キング。カザフの珈琲市場のパイオニアとなったのです。
それまで紅茶党だったヌルバさんを変えたのもイタリアの友人ロバート・ペリーさん。こ
こでの商売が軌道に乗れば、いずれワゴンとともにローマへ渡り腕を磨きたいとのこと。
彼の夢はそれだけではありません。最近カザフ人とご結婚されたアスタナ在住の日本人
パン職人とのコラボ企画も計画中なのです。まだ先のこととはいえ今から楽しみですね。
現在カフェワゴンの営業場所はビジネスセンター「カスカード」横のスーパー「アルマ」
の駐車場。カスカードは有名なので、タクシーに言うとほぼ必ず連れて行ってくれます。
以前は日本大使館も入るカスカード向かいのレンコービル駐車場でした。最近はお昼以
降、外国人が沢山居住している高級マンション「ハイビル」に移動して営業しています。
彼の珈琲店は一切広告を出していません。お客さん同士の口コミを通じて珈琲のクオリ
ティを知ってもらうことで、いつわりない真のフィードバックを得たいとのことでした。
人と人との繋がりを大切にするカフェワゴン「ヌルバ」。その拘りを是非ご賞味下さいね。
...ちなみに、営業時間は朝6時半から夕方6時までの年中無休。なんとマイナス40℃
近くに冷え込むアスタナの極寒の朝も変わらない暖かい珈琲と笑顔で出迎えてくれます。
Same small van, same strong coffee and same coffee man. Find him in Astana!
【NURBA'S ESPRESSO】
Address:6/1 Kabanbai Batyr Avenue, Astana
Phone:8 (707) 928 7160
Website: https://www.facebook.com/espmobil/timeline/
Time : 6:30~18:00 (Mon ~ Fri), 6:30~13:00 (Sat)
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