たまたま見つけた会場で 開催していたウズベクフェア
スマートフォンアプリ『インスタグラム』を見ていると、近くの会場でウズベキスタンの展示即売会をやっているとこの事。
面白そうなので行ってみる事にしました。
ここカザフスタンでは、あらゆる情報がインスタに流れます。
インスタさえチェックしておけば流行に乗り遅れる事もないのだ、という間に現場に到着。
商業系の建物の大広間で開催される展示即売会。
その名も『Восточный Караван』(ボストーチヌィ キャラバン=極東の商隊)名前を聞くだけで期待に胸が高鳴ります。
被服系に明るい方などは分かるのかもしれませんが、ウズベキスタン伝統のイカットと呼ばれる絣織物があるそうです。
そのイカットで製作されたテディベアを売っているウズベクっ子。
彼女は普段フェルガナで店舗を持たずに活動しているそうですが、何しろアスタナには日本人がいないせいで、商品が全く売れないのだとか。
宣伝を託され名刺を貰った以上、宣伝しておこう。
みなさん、良い商品が揃っていたので、ウズベクでそれらを是非、買ってください。
これまた定番の、伝統模様のお皿が所狭しと並びます。
日本と、例えばお隣韓国の事を考えれば分かりやすいと思いますが、例えウズベキスタンがカザフスタンの隣に位置しているとはいえ、食器やその他伝統工芸品は必ずしも簡単に手に入るものではありません。
つまりこれは千載一遇のチャンス。
とくれば、すかさずお皿を買い占めます。
こちらもイカットです。印半纏や半被を彷彿する形状をしています。
売り子のおばさんにいわせると、最近はウズベキスタン出身の若手デザイナーやアーティストが、こぞってこれらイカットを扱うので、世界的に認知度が上がってきているそうです。
マントのようなこのドレスは、結婚式で新婦家から新郎家に嫁ぐ時に着る伝統的なものだそうです。
売って良いのか。
さらにこれらイカット。
嘗ては氏族ごとに柄が決まっており『柄』を見ただけで「誰がどこの家の出なのか」分かったそうです。
ナイフや鋏で世界的にも有名なブハラ。
そのブハラから来たというナイフ売りのおじさんがナイフの切れ味を実演してくれます。
さすがはシルクロードの商人『売りの圧』の高さは一流です。
確かに良さそうなナイフですが、沢山持っていても仕方ないので「日本は銃刀の所持に厳しく、列車旅などでも使う事が出来ない。だから買わない」断ります。
「トランクに入れておけばOKだ!」元気いっぱいです。
何とか断ると今度は鋏です。
「以前お土産で貰ったブハラ製の鋏が家にある。だから買わない」同様に断ります。
「それだったら別のサイズを買え」各種サイズを取り出しこれまた元気いっぱいです。
こうして、たまたま見つけた商隊から、思わず良い買い物が出来ました。
情報ツールとしてのインスタチェックは極めて有用です。
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