キフィシアのフラワーエキシビション

　5月1日は国民的祝日のメーデー＆花の日です。この時期は春爛漫♪色とりどりの花々が咲き乱れていますので、みな花を摘みリースをつくって、バルコニーやドアノブにかけたりします。

　花の日に因み、アテネ郊外のキフィシア（都心から約20ｋｍ）ではことしで54回目となるフラワーエキシビションが開催されています（4月29日〜5月18日）。

　キフィシアへはグリーンライン（ライン1のイサプ）で。オモニアなどの中心地から40分くらいでしょうか。開催場所の庭園はキフィシア駅の真ん前です。

　樹齢何十年かというような大きな木々の茂る中、色鮮やかな美しい花々の競演にうっとり。連休中とあってたくさんの人出でしたが、混雑が気にならないほど清々しい時間を過ごせました。

　期間中は花の展示に合わせて様々なイベントも。伝統的な衣装でのフォークダンスや夜間（20時から）のコンサートもあります。

　下の写真のおばさまはヒオス島出身。マスティーハ関連の商品を売っていました。マスティーハは世界中でギリシア・ヒオス島のみに自生する植物で、木の幹を切ると樹液がゴムの木のように固まる植物です。紀元前から、胃潰瘍、肝臓病、糖尿病などに薬効があるとされ、歴史的文書にも記述が残っています。現在でも調理に使われたり、マスティーハをブランド名とした化粧品ブランドもあり、クリームやシャンプーなどのラインナップで人気があります。5月12日にはマスティーハのアロマテラピー講座（19：15）も開催予定。

　このおばさま、いけばな小原流を何年も習っているそうです。恐れ入りました〜。日本文化への関心は非常に高く、盆栽もたくさんありました。盆栽コレクター特別展示もあるそうです（5月5日19時）

　他にも操り人形のカラギョジス（マリオネットと影絵の合体したようなパペット 5月16日20時）など様々なイベントが開催予定。特にイベントがない時間帯でも花々の鑑賞で十分楽しめます。

　内部にはカフェもあり、お天気がよく暑いくらいだったので昼間からビールを飲んでしまいました〜。こうして私のダイエット計画（目標２ｋｇ減！）は毎日がペンディングです＾＾；キフィシアは屈指のブランドショップアーケードがあるので、ついでにお買い物もいいですね。チケットの半券を見せれば、庭園には何度でも再入場できました。

　花屋さんに比べてやはりお値打ちなので、アジサイ（5ユーロ 約800円）とベゴニア（4ユーロ 約650円）を購入。我が家のテラスに瑞々しい彩りを添えてくれました。5月18日まで開催予定ですので、お天気のよい爽やかな日にぜひお出かけを♪

キフィシア　フラワーエキシビション　4月29日〜5月18日

開催地　　　　ΑΛΣΟΣ ΚΗΦΙΣΙΑΣ アルソス キフィシアス　※キフィシア駅前

入場料　　　　1.5ユーロ（約250円）