「マンマ・ミーア!」と「ジゼル」

公開日 : 2008年06月01日
最終更新 :

 エーゲ海に浮かぶギリシアの小さな島が舞台のミュージカル「マンマ・ミーア!」。ABBAのヒットソング22曲で構成されており、世界中でロングランヒット。アテネではバドミントンシアターという劇場で上演されており(5月6日〜6月15日)、2週間ほど前ですが、観にいってきました。

 日本でも劇団四季が上演しており、やはりロングラン。いまは名古屋で公演中のようですね。

 「サマーナイト・シティ・タヴェルナ」という名のホテルを経営する母とその娘のストーリーで、話の展開は、見事にABBAの曲の歌詞に合っています。アテネには舞台まるごとロンドンからきているので、もちろん英語上演ですが、アテネ公演ならではか、時々、ギリシア語をネタにしたジョークなどもあり、フィナーレは観客全員総立ちで踊っているというかなりの盛り上がり♪

 メリル・ストリープで映画化の話もあるようなので、楽しみです。

market 003.jpg

 バドミントンシアターは2004年アテネオリンピックの際、バドミントンの試合のために建設されたのですが、その後、バドミントン競技に対しての需要がないので、中身だけ完全に改装し劇場にしてしまったのです。だからバドミントンシアターって…超そのまんまなネーミングですよね。

 他の演目に比べ、ミュージカルはアテネではいつも大入りのようです。たしかに感極まって歌い踊り出すというスタイルはまさにギリシア人にぴったりの行動パターンかも!?秋には「ウエストサイドストーリー」が公演予定(9月10日〜29日)。

バドミントンシアター http://www.badmintontheater.gr 

 夏になるとアテネをはじめギリシア中で芸術祭(特に野外劇場)が開催されるので、そうなるとやたら劇場に出かけたくなってしまいます。また舞台の感動というのは、1度見ると病みつきになってしまい、5,6月は「観劇強化月間」に突入!ミュージカルに引き続き、次の週はバレエへ。オリンピアシアターでギリシア国立バレエ団の「ジゼル」を鑑賞。

 いまギリシア国立劇場(歌劇団)の監督をしているイレク・ムハメドフさんは元々、著名なバレエダンサー。世界三大バレエ団のひとつで、熊川哲也さんや吉田都さんなども輩出した英国ロイヤル・バレエ団の出身で、在籍中の「ジゼル」公演(99年)で世界的に高い評価を受けました。今回の「ジゼル」は彼によるオリジナルの振付とあってとても力の入った公演でした。

ttoa 298.jpg

  オリンピアシアターは都心にあり、こじんまりとしていてくつろげる劇場ですが、1944年設立と古いので1階席がほぼフラット。劇場の構造にもよりますが、バレエやオペラなど舞台全体を鑑賞する演目の場合、2,3階席がベターです。もちろんどこでも2階席のボックス席やドレスサークルはお値段が高いですが、ここの3階席はお値段も手ごろで舞台も全く遠く感じません。1階席に比べ舞台全体があまねくよく見えて堪能できました。

それにしても今年のアテネのオペラやバレエのポスターはなんだかユーモラスな絵柄で、メトロなどでみかけると「なんでこのポスター?」と思ってしまいます。でも毎日のように見かけているとなんだか愛着が沸いてくるような…。ちなみに左がジゼル、右がトゥーランドットのポスター。なんか可愛くも笑えませんか?味はあるけど…。

ttoa 296.jpg
ttoa.jpg

 そして来週はオペラへ…(おいおい!)…来月、クレジットカードの引き落とし請求に怯える日々が待っています〜。 

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。