ギリシアに来たらフィッシュタヴェルナへ

公開日 : 2008年08月07日
最終更新 :

 魚が美味しいのにフィッシュ食べるな!おやぢギャグと化してしまう日本語とギリシア語の妙…。ギリシア語ではプサロタヴェルナといいます。魚専門の食堂ということですね。新鮮な魚だけでなく蟹や貝類など極上の海の幸をレストランより比較的、安価で食べられます。私のお気に入りプサロタヴェルナはスニオン岬近くにありますが、海岸沿いはどこでもあるし、お値段高めではありますが、アテネ市内にもあります。メニューはどこの店でも大体似ていて、新鮮なシーフードをシンプルにいただけるので、ちょっとヘビーなギリシアの肉料理系に比べ、日本人の舌に合っていると思います。

ttoa_291[1].jpg

 代表的なギリシアのサラダ、フェタチーズがのっかったグリークサラダや元祖タラモサラダもいいですが、菜っ葉類をさっと茹でてオリーブオイルとレモンをかけていただく、ホルタのサラダもおススメ。確かなタヴェルナなら大抵、その日のおススメのホルタがあります。写真手前は私の好物のホルタの一種、海岸近くで栽培されるアルミラ。海草のような独特の食感が美味しいです!ファバ(写真左手)はお豆のペースト。お芋のようなコクのある味がします。新鮮なイカのフライは日本人好みのあっさりめに揚げてあります。外側はクリスピーで中はジューシー。書いていると食べたくなります…。タコも美味しいですよ。

ttoa_099[1].jpg

 日本のウニも美味しいですが、ギリシアのウニもイケます♪そのまま食べてもパンにのせても美味しい!ムール貝はガーリックやハーブと炒めたプリプリものが最高。他にもいろいろなバラエティの貝がありどれも美味です。この日はサプライズでカニも出してくれました!

PICT0079.jpg

 新鮮な貝にレモンをしぼって殻ごと口に運び、チュルッと食べるのがベスト。エキスに旨みがありますからね。レバーは日本のカワハギの肝と同じくらい美味しいけれど、とにかくデカイ!食べても食べてもあるので、嬉しくなっちゃいます。

ttoa_186[1].jpg

 とびきり新鮮なのに安い店は古くから家族経営の小さいところも多いです。写真はオーナーのニコスさんとお母さんのエレーニさん。お父さんよりバトンタッチしてから12年も営業しています。いつもその日のおススメの新鮮な魚介類をシンプルに、素材の良さを引き出して美味しく調理してくれます。

 どのフィッシュタヴェルナでも、その店がその日に揃えている魚を厨房に行って見せてもらえます。新鮮さをチェックして好きなものをオーダーできるのです。魚はタイ、アジ、タラ、メカジキをオーブンで焼いたもの、小魚のフライなどがよく食されます。

 美味しいタヴェルナの見分け方…やはり景色のよいところは観光客目当てなので、高くてまあまあの味か、最悪の場合マズイ場合も…。美味しさを追い求めるなら景色は景色で満喫しておき、食べに徹する店に移動⇒私って「花より団子」の典型ですね…。

 美味しいタヴェルナはそんないいロケーションじゃなくても、地元の人で賑わっているような店。面白いもので回を重ねるごとに「なんとなくココは美味しそう…」とか雰囲気でわかってくるものなのです。

ttoa_294[1].jpg

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。