やっぱりサントリーニが好き PART1 イア

公開日 : 2008年08月25日
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 エーゲ海には約2500もの島があり、素朴で何にもないような島で過ごす休日は格別。でもやっぱりギリシアを紹介する上で、王道のサントリーニ島とミコノス島もはずせません。ビーチに重点をおけばミコノス島の方がいいかも知れませんが、景観から見れば、私はやっぱりサントリーニが好きかなあ。

 サントリーニ島はギリシア語ではティラと呼ばれており、幾度もの火山活動によって三日月形になりました。古代より火山活動が活発で、幻のアトランティス大陸だったのでは…という説も。ホテルやレストラン、カフェ、バーがひしめく繁華街のフィラと夕日で有名な静かな町イアがあります。遊びに出かけるならフィラ、泊まるのは静かなイアというのがおススメ。レンタカーを借りるのが便利ですが、イアとフィラを繋ぐバスは頻繁に運行しています。 

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 サントリーニ島に行って思わずため息をついてしまう景色は、崖に沿うように連なる真っ白な家々と教会の丸くて青い屋根。その町並みとエイジアンブルーの海が見事なコントラストを生み出しています。外国人はもちろん、ギリシア人でもその景観にしばし圧倒されると言います。アテネから飛行機(約45分)で行くのもいいですが、船(タイプによって約4〜9時間)で近づいて行けばじっくり見ることができます。

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 イアのホテルは、ひとつひとつの部屋が日本でいう離れ形式になっていることが多く、真っ白な階段を登り、個々の部屋へ。入口には鮮やかなブルーの木戸があり、テラス部分がとても大きくとってあります。部屋の中も真っ白ですが、洞窟の中にいるような不思議なかんじがします。実際、切り立った崖に穴を掘り、そこを基礎として、掘り出した土で外に張り出している部分を形成するという独特の建築様式です。

 朝、起きると真正面に紺碧の海、左右は白やパステルカラーの美しい家並み…。なんだかジオラマを見ているような美しさで、テラスでいつまでも過ごしていても退屈しません。

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 最北端のイア岬は、世界で最も美しい夕日を眺めることができる場所だと言われます。毎日、夕刻になるとフィラからも多くの観光客が夕日を見るためにやってきます。カメラには収めますが、やはり実物の美しさにはかないませんね…。

 富豪ビルビリスの家を改築し、海洋博物館にした「イア海洋博物館」もあります。

 サントリーニのビーチは大きく分けて古代ティラ遺跡をはさむように、カマリとペリッサというビーチがあります。カマリはブラックサンドビーチとも呼ばれ、その名のとおり、黒光する小石のような珍しい砂のビーチです。

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 サントリーニに行ったら私はあまり出かけず、ホテルのテラスやビーチでのんびり。いつも泊まるホテルのオーナーの奥さん、アンジェラはオランダ人。オランダ人が英語が上手なのは有名ですが、ネイティブスピーカーのようなきれいな英語なので、外国人ゲストが多いです。

 彼女は私と同じ大の猫好き。少なくとも15匹の猫にえさをやっているそうで、ホテル内にはいつも猫がフラフラ…。朝、ドアが開かないと思うと、大抵、犬や猫がドデーンとドアの前に寝ていたりします。日本でホテルの敷地内に動物がいたら、苦情になっちゃいますが、ここでは人間も犬も猫もテラスでリラックス…。思い思いの時間を過ごしています。 

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 次回は華やかなフィラの街をご紹介します!

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